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スイッチングダイオード

構造 記号 用途・特徴
図 - 整流ダイオードの構造 図 - 整流ダイオードの記号
  • 様々なセットのスイッチング
  • スイッチングスピード:逆回復時間 (trr) が短い

その名の通りスイッチングの機能を果たすダイオードです。順方向側に電圧をかけて電流を流し (ON)、逆方向に電圧をかけて電流を止める (OFF) の機能を持つダイオードです。逆回復時間 (trr) が短く、他のダイオードと比較するとスイッチング特性が優れています。

スイッチ ON スイッチ OFF
図 - スイッチONの時の電流 図 - スイッチOFFの時の電流

逆回復時間 (trr )とは?

逆回復時間 (trr) は、スイッチングダイオードがオン状態から完全なオフ状態になるまでにかかる時間のことを指します。一般的にオフ後に電子は急に止まることができず、ある一定量逆方向に電気が流れてしまいます。その漏れ電流が大きければ大きいほど損失が大きくなってしまいます。材料を最適化したり重金属を拡散したりしてtrrを短くしたり、反跳後のゆれ(リンギング)を抑えたりする FRD (Fast Recovery Diode) なども開発されています。

グラフ - スイッチングスピードが速い→面積(消費電力)が小さい→発熱が少ない
ポイント
  • trrとは逆方向に電圧が変わった後、電流がなくなるまでの時間。
  • trrが早いと、低損失、高速スイッチ対応が可能。
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