機能安全

近年、自動車分野の自動運転やADASをはじめ、産業機器分野でも技術革新が急激に進んでおり、同時に、より安全なシステムを構築するために、万が一の際に事故の未然防止に貢献する機能(機能安全)や、機能安全を標準化する「ISO 26262」や「IEC 61508」のような規格が必要とされるようになりました。例えば自動車分野では、自動車メーカー(OEM)だけでなく車載電装メーカー(Tier1)でも機能安全対応を進めている企業が増えており、国際的に機能安全は避けて通れないものになっています。また、自動車分野の機能安全規格「ISO 26262」において、2018年12月に改訂された2nd Editionでは、新たに半導体パートが追加されるなど、半導体に対する機能安全への要求もますます高まっています。

ロームの機能安全への取り組み

ロームは、自動車の電気・電子システムに関する機能安全規格「ISO 26262」に対して、認証取得のプロセス構築を2015年から開始し、2018年3月にドイツの第3者認証機関であるTÜV RheinlandからISO 26262の開発プロセス認証を取得。ロームの開発プロセスは、ISO 26262規格に準拠したプロセスであることが認められています。合わせて、自動車の機能安全設計に必要となる各種ドキュメントを取り揃えた製品を順次拡充しており、現在では1000品番を超える対応製品をラインアップするまでになりました。
今後ロームは、自動車分野のみならず産業機器分野に向けた機能安全対応製品のラインアップも拡充していきます。

ISO 26262のプロセス認証

機能安全カテゴリと提供可能なドキュメント

ロームの機能安全製品のカテゴリは3種類となります。(現在は、自動車分野のみに対応しています。)

FS process compliant
記載したASILレベルに準拠したISO 26262対応プロセスで開発したLSIであることを示します。
FS mechanism implemented
記載しているASILレベルに必要な安全機構を搭載したLSIであることを示します。
FS supportive
車載向けに開発したLSIで、機能安全に関する安全分析のサポートをすることが可能であることを示します。

提供資料一覧

  FS process compliant FS mechanism implemented FS supportive
IATF16949 プロセス対応
ISO 26262 プロセス対応    
FMEA
FIT
FMEDA ✓※
Safety manual  

※FS supportiveのFMEDAにはハードウェアアーキテクチャメトリック等の分析は含みません。

ComfySILTM(コンフィシル)ブランドについて

ロームは、機能安全を設計するお客様がComfy(快適)にSIL(Safety Integrity Level: 安全水準)対応製品を使うことができるように。そして、ロームが製品によって社会システムの安全・安心・快適に貢献できるように。という想いのもと、ComfySILTM(コンフィシル)ブランドを立ち上げました。
このComfySILTMは、機能安全に向けたComfySILTMの思想に準ずる製品に与えられるものであり、自動車分野のみならず産業機器分野の機能安全も視野に入れています。

ComfySIL(TM)(コンフィシル)ブランドについて

対応製品

関連リンク

ISO 26262とは?

Blog: より安心・安全な自動車に 電子部品の機能安全に向けたロームの取り組み

※ComfySILTMは、ローム株式会社の商標または登録商標です。