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サプライチェーンマネジメントサステナブルな社会に向けての取り組み
調達マネジメントナビ
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基本的な考え方
高品質かつ安心・安定したモノづくりを可能にするには、調達における部材品質の確保や安定供給はもちろんのこと、労働・倫理や環境に配慮したCSR調達への取り組みは欠かせません。ロームグループは、お取引先様との継続した信頼関係・協力関係を大切にしながら、双方が持続的に成長できる調達活動を目指します。
ロームグループサプライチェーンマネジメント方針
われわれは企業活動を経済・環境・社会の側面からとらえ、企業と社会が共に発展するために、次の7つの方針に基づき、調達・物流活動を展開して参ります。
1.相互信頼・相互繁栄
われわれは、お取引先様を事業活動の重要パートナーとして認識し、お取引先様との信頼関係・協力関係を大切にし、お互いが繁栄できる関係(win-win)の構築を目指しています。
2.公平・対等な取引
われわれは、事業活動のために必要な材料、半製品、装置等の購入や輸出入業務、物流業務の委託にあたり、お取引先様と公平かつ対等な立場で謙虚さを持ってお取引を行います。優越的な地位を濫用した不公平なお取引を強いるような行為は決して行いません。
3.公正な選定
われわれはグローバルに広く門戸を開放し、取引機会の公平性を担保します。
お取引先様の選定にあたっては、品質・技術・納期・価格やサポート力に加え、それらの継続的改善を行う熱意・体制、更には倫理、人権尊重、危機管理、環境保護や労働安全衛生、反社会的勢力の排除等の社会的責任に対する取り組みを総合的に勘案いたします。
4.製品・サービスの付加価値の適切な評価と配分
われわれは、お取引先様との強いパートナーシップに基づき、新製品開発やコスト低減活動に取り組みます。また、これら活動によってご提供いただく製品・サービスを適切に評価し、適正な価格での取引を推進していきます。
5.グリーン物流の推進
われわれは積極的にお取引様と共にグリーン物流を推進し、企業とお取引様と社会のトリプルWinの関係を目指します。それらの活動に関しては公正に評価を行うと共に、発生する費用に関しても不公平を強いる事は決して致しません。
6.CSR調達/CSR物流
われわれは、CSR調達/CSR物流を推進するため「ロームグループサプライチェーンマネジメントガイドライン」に基づき、お取引先様の理解を深めながら、その浸透に努めます。同様に、「グリーン調達ガイドライン」に基づく地球環境に優しい調達を推進いたします。
7.安全保障輸出管理
われわれは各国・地域の法令等で規制される技術や物品の輸出に関して、明確な管理体制を整備して適切な輸出手続きを行います。
推進体制
ロームグループでは、お取引先様との持続可能なサプライチェーンの構築をサプライチェーンマネジメントシステムを有効に運営する事で推進しています。サプライチェーンマネジメントシステムは、執行権限を持つ取締役や事業部責任者等が参加し取締役会が示すサプライチェーンマネジメントに関する方針・目標の遂行モニタリングを行うEHSS統括委員会※の下部組織に設けられ、ロームグループにおけるサプライチェーンリスクを適切に管理する役割を担います。
サプライチェーンマネジメントシステムの委員長は執行役員が務め、下部組織であるサプライヤー管理専門部会がサプライチェーンリスクの管理・監督を行っています。また、サプライヤー管理専門部会では、ロームグループ全体での適切な調達環境の構築をテーマとして目標策定、施策、評価を行い、その進捗・結果をサプライチェーンマネジメントシステムに定期的に報告します。また、EHSS統括委員会はサプライチェーンマネジメントシステムのPDCAが適切に回っているかどうかを評価・確認し、適宜取締役会へ報告、相談を行い、マネジメントシステムの精度の維持・向上を図る体制を構築しています。取締役会は、サステナビリティ経営委員会と連携し、サステナビリティに関する方針・方向性・長期目標等について議論を行い、決定した内容をEHSS統括委員会に落とし込み、実現に向けた活動が行われているかを監督しています。
EHSS(Environment, Health and Safety, Sustainability)統括委員会:
8つの下部マネジメントシステム(リスク管理BCM、サプライチェーン、労働、倫理、安全衛生、環境、情報、品質)を司り、それぞれのPDCAが適切に回っているかを確認する経営の執行責任者により構成された会議体
達成目標
ロームは、2021年に始動した中期経営計画を達成する上で、重要な課題として「持続可能なサプライチェーン」を挙げると共に、2025年度の達成目標を策定しました。
社会とロームの持続成長を目指し、取り組みを進めてまいります。
持続可能なサプライチェーンマネジメント | ||||
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【取り組み意義・背景】 社会のニーズに応えられる高品質な商品を安定的に世の中に送り出すには、強固な調達体制の確立と、重要なパートナーであるお取引先様との強いパートナーシップの構築が欠かせません。 また、昨今事業継続リスクの脅威となっている自然災害や感染症に備え、高品質な商品を社会に提供するためには、お取引先様と共に品質、安全・環境・人権・BCMの点から、ロームグループを取り巻く全てのお取引先様と共にマネジメント体制を構築し、サプライチェーン全体での経営品質を向上させることが不可欠です。 お取引先様と共に、「相互信頼・相互繁栄」の概念のもと、高品質な商品を社会に提供するため、社会からの期待に応える調達体制の確立、そして健全なサプライチェーンの構築に取り組みます。 |
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テーマ | 達成目標(2025年度) | 2023年度目標 | 2023年度実績 | 2024年度目標 |
BCM体制の強化 | 1.購買先活動総合評価実施済みのサプライヤーからの購入比率90%以上 | 80.0% | 87.5% | 90.0% |
(連結) | ||||
2.Tier1サプライヤーの生産拠点調査100% | 60.0% | 71.0% | 80.0% | |
(連結) | ||||
3.重要サプライヤーの有事対応における事前合意率100% | 60.0% | 78.0% | 80.0% | |
(連結) | ||||
CSR調達活動の推進 | CSRセルフアセスメント結果B以上のサプライヤーからの購入比率90%以上 | 80.0% | 80.6% | 85.0% |
(連結) |
①、②は2022年度までは単体での目標策定。2023年度よりグループレベルでの目標に対象範囲を見直し。
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