半導体レーザーレーザーダイオードの特長と用途
レーザーダイオード (半導体レーザー)の用途例
レーザーダイオードは直進性、微小発光スポットサイズ (数um~)、単色性、高光密度、可干渉性 (coherent) といった特長を生かし、様々なアプリケーションに使用されています。
最近はモーションセンサ、HDD熱アシスト磁気記録、照明 (プロジェクタ、ヘッドライト) にも適用されています。
下表にレーザダイオードの機能別に用途例をまとめました。
機能 | 特長 | 用途例 |
---|---|---|
①読込 | ミクロンスポットで微細信号の高速読み取りができる | 光ディスク (CD, DVD, BD) の読込など |
②記録 | 高出力により有機膜を変色又は結晶の相を 変化させる事により信号を書き込む |
ディスク (CD, DVD, BD) の記録など |
③感光 | 感光ドラムに照射する事により信号を描写できる | レーザープリンタ、MFPなど |
④通信 | 高速変調に対応でき、多くの情報を伝送できる | PC、携帯電話などの光通信 |
⑤照明 | ピンスポットの照射で正確なポインティングができる | レーザー顕微鏡、ポインティングマーカ、墨出し器など |
⑥測定 | 距離減衰が少なく、遠くまで光が到達できる | 道路の距離測定、車間距離測定、建造物の高さ測定など |
⑦感知 | 干渉縞を容易に作れ、わずかな変化も捉える事ができる | 煙報知器、ダスト管理、レーザーマウスなどのセンサ機能 |