r_what25

  1. Home>
  2. エレクトロニクス豆知識>
  3. 抵抗器とは?>
  4. 要因4

チップ抵抗器使用上の注意抵抗温度係数に影響を及ぼす要因④  

要因④ 電流経路とセンシングラインの位置ズレ

センシングラインをパッドの内側中央部にレイアウトすると抵抗温度係数への影響を抑制できますが、加えて電流経路によっても影響を受けます。
代表例として PSR100/0.3mΩで、下記(図8~10)のような 3 条件の電流経路の場合で抵抗温度係数(20℃→125℃)を比較した結果を記載します。
基板の作り込み精度やパッド中央部からのセンシングラインの位置ズレが生じる事も想定しての比較となります。
この結果より、製品とセンシングラインの位置にズレが生じた場合の抵抗温度係数への影響が、電流経路によって異なる事がわかります。
また(図9)の場合は、センシングラインの引き出し位置を製品(パッド)中央部からあらかじめ下部寄りにズラして設計した方が抵抗温度係数に対して優位であると言えます。

図8~10

位置ズレ

20℃→125℃での抵抗温度係数

✓抵抗温度係数に影響を及ぼす要因

電流検出用 チップ抵抗器データシートダウンロード

サイドナビ - エレクトロニクス豆知識

共通スタイル・スクリプト - エレクトロニクス豆知識