レーザー発振注入電流-光出力 (I-L) 特性
注入電流-光出力 (I-L) 特性とは?
下図が注入電流-光出力 (I-L) 特性です。
レーザーダイオードは増幅することで得られた利得 (Gain) が内部損失とミラー損失を上回ると発振します。すなわち発振電流閾値が存在します。
最大出力はキンク(電流-光出力直線の折れ曲がり)、COD(端面光破壊)、温度による熱飽和等で制限されます。
項目 | 記号 | 定義 |
---|---|---|
閾値電流 | Ith | 図2のおいてAは自然発光領域、Bはレーザー発振領域に区別されます。 レーザー発振を開始する電流値が閾値電流です。 |
動作電流 | Iop | 定められた光出力を出すときに必要な順方向電流です。 |
動作電圧 | Vop | 定められた光出力を出す時の順方向電圧です。 |
微分効率 | η | 単位駆動電流あたりの光出力の増加量です。 レーザー発振領域での順電流に対する光出力直線の傾きを示します。 |
モニタ電流 | Im | 定められた光出力での内蔵フォトダイオードの出力電流です。 |