ハイサイドスイッチとローサイドスイッチ
ハイサイド駆動/ローサイド駆動
外部の負荷に対して、半導体スイッチを上側回路(電源側)に配置するのをハイサイド駆動、下側回路(GND側)に配置するのをローサイド駆動といいます。
【ハイサイド駆動/ローサイド駆動】
ハイサイドスイッチとローサイドスイッチの使い分け例
IPDは外部負荷に対して、上側回路に適するハイサイドスイッチと下側回路に適するローサイドスイッチがあり、それぞれに配置するのに適した回路設計がなされています。
下図左のように、電源電圧が固定された回路に様々な負荷が配置されている回路、例えば自動車などバッテリー固定電圧で、ボディがGND接地になっている環境では、出力が地絡し易い環境のため、異常状態の検知としては、地絡検出が容易にできるハイサイドスイッチの方が適しています。
一方、下図右のように、いろいろな電源電圧に負荷が配置された回路にはローサイドスイッチが適しています。ローサイドスイッチはMOSFET のソースがGND接地されており,ゲートに入力電圧を印加して動作します。この制御は単体のMOSFETと同じため、単体のMOSFET からの置き換えが容易となります。
【ハイサイド/ローサイド 使い分け例】