デバイスモデル回路シミュレーションフローとデバイスモデル
現在のシミュレータでの回路シミュレーションは、下図のように "回路記述" ⇒ "回路解析" ⇒ "解析結果出力" のフローとなっています。
GUI(Graphical User Interface の略。 コンピュータグラフィックで直感的な操作を可能にする方法)の進歩によりひとつのパッケージ化されたソフトウェアとして供給されています。
以前は下図の "回路解析"の右に示した【xxx記述】の部分をテキストエディタで入力をしていました。
現在では回路図エディタで入力された回路図をネットリストに変換し解析エンジンに受け渡してシミュレートの実行を自動でしています。
ここで、下図の【モデルパラメータの記述】に注目してください。また前項で「デバイスモデル」とあったことを思い出してください。
【デバイスモデル】
理論的あるいは実験的な考察に基づいて開発された解析式
デバイスモデル=解析式であり、この解析式を構成する変数・定数がモデルパラメータです。
言い換えるとモデルパラメータで実在の素子特性をシミュレータ上で再現させているのです。