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株主・投資家とのコミュニケーションコーポレートガバナンス
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IR体制
ロームでは、IR（インベスター・リレーションズ）活動を担当する部門としてIR室を設置し、株主・投資家の皆さまとの「対話」による双方向コミュニケーションを重要視しています。企業情報をタイムリーに提供するとともに、株主・投資家の皆さまからの期待や評価を社内にフィードバックすることによって企業価値の最大化に取り組んでいます。
幅広い株主様のニーズに応えるための
様々なIR活動、IRイベント
幅広い株主様の多様なニーズにお応えするため、様々なIRイベントを開催しています。年2回の決算説明会に加えて、証券アナリスト向け面談、国内外の投資家向け面談、個人投資家向け会社説明会、工場見学会など、1年を通じて様々な株主・投資家の皆様とのコミュニケーションを図っています。
ESGに対する関心が高まる中、ロームではESGにテーマを絞ったESG面談も行っています。
2023年度は、オンラインや訪問による面談を年間500回以上実施いたしました。対面での面談も少しずつ増えており、京都や東京で随時実施しております。
2024年3月期決算説明会
TOPICS. 活動内容
IR活動の内容
年間を通じて、おおよそ以下の活動を行っております。
● 株主総会
● 経営陣による証券アナリスト・機関投資家向け決算説明会（2回）※
● 対面及びオンラインによるIR 活動
（面談件数：500件以上）※
● 工場見学会（15回）※
● IR関係冊子の発行 ： 統合報告書など
● IRサイト「株主・投資家情報」の企画・運営
※2023年度実績
証券アナリスト・機関投資家向け工場見学会（本社）
IR面談に加えて、証券アナリストや機関投資家の皆さまに対して本社のショールームの見学会を実施しております。2023年度は、年間15回実施し、多くの証券アナリストや投資家の皆さまにロームについての理解を深めていただきました。
ショールーム見学の様子
株主還元の強化と成長投資で、
中長期的な企業価値向上を図る
株主様への利益還元の方針としましては、安定した普通配当を基本としております。
また、中期経営計画として、手元資金の圧縮や自己株式取得などにも取り組み、財務効率の改善にも努めてまいります。
- 1. 連結配当性向30%を目安に還元。
- 2. 資本効率の改善を目的に自己株式の取得を適時実施。
- 3. 手元資金を5年間で段階的に圧縮し、2025年度には年間売上の1/3以下とする。
- 4. 5年間で、7,000億円を事業の成長に向け投資し、加えて積極的な株主還元を実施する。
| 2019/3 | 2020/3 | 2021/3 | 2022/3 | 2023/3 | 2024/3 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 配当金（円） | 37.50 | 37.50 | 37.50 | 46.25 | 50.00 | 50.00 |
| 1株当たり当期純利益（円） | 107.82 | 61.91 | 94.06 | 170.15 | 204.66 | 138.81 |
| 配当性向 | 35% | 61% | 40% | 27% | 24% | 36% |
| 自社株取得（億円） | 100 | 413 | 87 | - | - | 200 |
当社は、2023年9月30日を基準日および10月1日を効力発生日として普通株式1株につき4株の割合で株式分割を実施いたしました。
上記表は分割後基準で表示しており、2023年3月度以前の配当金及び1株当たり当期純利益は当該株式分割の影響を考慮し調整しています。
社員の経営への参加意識向上に向けた取り組み
ロームグループでは、従業員持株会制度を設けています。
本制度は、福利厚生の充実と経営の参加意識の向上を目的としており、社員は、自身の毎月の給与・賞与より少額から株式を継続購入することができます。
社員の自社株式による資産形成をより良いものにする事及び、これまで以上に従業員エンゲージメントを高めるため、2022年3月に持株会の奨励金付与率を10%から20%に引き上げました。
その効果もあり持株会の加入率がグループ全体で約15％向上し、2024年3月時点での加入率は48.5％となっています。
また、毎四半期ごとに持株会の説明会を実施しています。説明会では決算概要や持株会の仕組みの説明に加え、証券会社のご担当者より持株会の魅力についてお話しいただいています。その内容を社内イントラネットなどを通じ、配信も行っています。
引き続き、社員が株主の皆様と同様の視点で経営参画につながる施策を講じることで、更なる企業価値向上を目指してまいります。
社長から社員へ経営参画を促すメッセージ（2022年3月実施の持株会説明会）
ホームページでの情報開示
幅広い投資家の情報ニーズにタイムリーに応えるため、ホームページに株主・投資家の皆様向けのページを設けています。
こちらには決算短信や有価証券報告書などの開示書類に加えて、決算説明会資料、統合報告書、長期財務データなどを掲載しています。また、個人投資家様向けのコーナーも設け、半導体の基礎知識についてのページも作成することでより理解していただけるよう工夫しています。
適正な情報開示の推進
ロームでは、ディスクロージャーポリシーや情報開示手続きに関する規定の中で、情報開示の公正性、遵法性等について方針として定めています。
また、情報取扱責任者及びインサイダーに関する情報を統括する情報管理責任者を中心とした開示審議会のもと、適時適切な情報開示に努めています。
株主総会の活性化・議決権行使の円滑化
英文の株主総会招集通知の制作及びホームページや投資家プラットフォームサイトへの掲載、インターネットを通じた議決権行使の受付など、議決権を行使しやすい環境の整備に努めています。また、株主判明調査に基づくIR
活動や議決権行使促進などの取り組みを行っています。
株主総会においては、定められた報告と決議だけでなく、映像による業績や市場動向、経営方針の説明や、株主の皆様からよくいただく質問へのスクリーンによる説明を行うことで、双方向によるコミュニケーションの促進に努めています。
また、広くステークホルダーの皆様にご覧いただくため、株主総会当日の模様の一部をホームページにおいて動画配信しました。
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