【採用事例】アムニモ株式会社様(横河電機グループ)屋外監視カメラ向けLinuxゲートウェイ

ロームのSiC SBDが、PoE電源回路部の高効率動作に貢献

アムニモ株式会社様(横河電機グループ)屋外監視カメラ向けLinuxゲートウェイ

採用ストーリー

アムニモ様のエッジゲートウェイ装置「AG20」は、LANケーブルで電力供給可能なPoE(Power over Ethernet)に対応した、Linux OS搭載の屋外監視カメラ向けゲートウェイです。この装置にIPカメラ(ネットワークカメラ)を接続するだけで、アムニモ様のクラウドサービスと連携したVMS(Video Management Software System)を実現可能です。また、各種端末だけでなく、SSDを搭載することによるエッジ録画も可能なため、様々な運用が可能です。製品の開発にあたり、発熱を抑えるため消費電力の大きいPoE(Power over Ethernet)部における電源の変換効率が課題であったため、600V耐圧でtrr(逆回復時間/ Reverse Recovery Time)の速いダイオードを探しておられました。温度とともにtrrが増大するSiベースのFRDと異なり、SiC SBDは、高温、高耐圧化においても高効率を維持することが可能なため、回路の性能向上に貢献しています。

<お客様の声> 

・アムニモ株式会社 開発担当者様

屋外製品は過酷な使用環境となるため熱設計は大きな課題となります。弊社の製品はPoEにて電源を供給する電源装置を兼ねるため装置全体の消費電力は大きくなるのですが、電源の変換効率が低いと製品内部で熱として消費されてしまい屋外で使用することが難しくなってしまうという大きな課題がありました。PoEの回路は比較的高い電圧で動作することから耐圧もかなり課題となっているのですが、ロームのSiC SBDは、耐圧はもちろんのことVFやtrrなどの性能が高く、これらの課題を解決することができました。

ご採用いただいた製品

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お客様について

アムニモ株式会社(横河電機グループ)
Website:https://amnimo.com/

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