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ロームの事業ナビ
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半導体素子
事業
汎用デバイス
製品の小型化に寄与する高い技術力で、海外でのシェア拡大を目指す
汎用デバイスは、市場・アプリケーションを問わずあらゆる電気・電子機器に使用される必要不可欠な製品です。ロームの汎用デバイスは、創業初期から続くビジネスであり、SBD、TVS、バイポーラトランジスタ、MOSFET、FRD、RECなど多様なポートフォリオと、高い品質、小型化・高生産性技術、安定した生産能力により、お客様から高い信頼を得て、長年トップクラスのシェアを維持しています。特に、高い品質・サービスを要求される日系自動車市場で圧倒的なシェアを確保しています。
汎用デバイスでは、限られた電力を効率的に使用し、部品の実装スペースを確保する小型パッケージの提案により、業界をリードし、環境負荷の低減に貢献できると考えています。また、業界がパワーデバイスに注力するなかで永続的に市場に供給し続けることで、電気・電子機器市場の発展に貢献します。
今後は、海外市場でのシェアアップにより、事業の拡大が必要と考えており、グローバルに対応した適正品質と適正コストに合わせた製品戦略を推進します。
セグメント別売上高
2024年 3月期
-
■半導体素子
- 2,019億円
- 43.2%
- ■LSI 2,072億円 44.3%
- ■モジュール 329億円 7.0%
- ■その他 257億円 5.5%
売上
4,677億円
用途別売上構成比
2024年 3月期
-
自動車
54.3%
-
産業機器
21.9%
-
民生機器
13.3%
-
通信
2.4%
-
コンピュータ&ストレージ
8.1%
半導体素子売上高
2,019億円
ロームのポジショニング
世界小信号デバイス(SSD)市場
- 市場規模(2022年)
- 4,782百万ドル
小信号トランジスタ
- 市場規模(2022年)
- 2,155百万ドル
小信号ダイオード
- 市場規模(2022年)
- 2,627百万ドル
Source: Omdia Competitive Landscaping Tool (CLT) 2022
注力製品
TOPICS|
持続可能な社会の実現に向けて
小型サイズで業界トップクラス※1の低電力損失を実現したMOSFETを開発、
小型機器の高効率化と安全動作に貢献
近年、小型機器の高機能化が進み、必要な電力量の増加に伴うバッテリーサイズの大型化によって、部品の実装スペースが減少しています。また、限られたバッテリー電力を効率的に使用するために、搭載される部品はより電力損失を抑える必要があります。このようななかで、ロームは、小型・薄型機器のスイッチングに最適な、小型かつ高効率の20V耐圧Nch MOSFET※2「RA1C030LD」を開発しました。新製品は、ローム独自のウエハレベルチップサイズパッケージ※3を採用しており、小型化と同時に低電力損失を実現。電力損失を、同パッケージの一般品よりも最大約20%低減させ、業界トップクラスの値を達成し、各種小型機器の基板上の部品面積の削減と高効率化に大きく貢献しています。ロームは今後も各種小型機器の高効率化に寄与する製品の開発を通じて、環境負荷低減などの社会課題解決に貢献します。
- ※1 2022年11月10日現在 ローム調べ
- ※2 Nch MOSFET:ソースに対してプラスの電圧をゲートに印加すると導通状態になるタイプのMOSFET。Pch MOSFETよりもドレイン・ソース間オン抵抗が小さくなるため、定常損失を減らすことが可能。
- ※3 ウエハレベルチップサイズパッケージ:ウエハの状態で端子の形成や配線などを行い、その後個片化した超小型パッケージ。