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脱SLAM地図不要の自律走行を実現するモジュールNoMaDbot™

NoMaDbot™は、ローム株式会社の商標または登録商標です。

募集内容
NoMaDbot™(No Map Driving Robot)技術を活用して社会実装を目指していただけるパートナーを募集します。
活用していただきたいデバイス・技術

NoMaDbot™モジュール
センシングユニットと車両制御アルゴリズムを搭載し、「途中の障害物を回避しながら、目的地の方向へ進む」ことを基本コンセプトとしています。コア技術は、エコロケーション*を活用した空間把握と、走行制御アルゴリズムです。

*エコロケーション:反響定位。動物が音や超音波を発し、その反響によって物体の距離・方向・大きさなどを知ること。

マッチングポイント

開発段階*にあるため、協業の進め方につきましては、個別の状況に応じて柔軟に対応させていただきます。「自律走行を試してみたい」「具体的な用途で検証したい」など、どんな段階でも構いません。まずは課題やアイデアをお聞かせください。

*2025年9月時点

  • ■ロボットメーカー様:NoMaDbot™モジュール搭載のロボットをラインナップに追加
  • ■Sier(システムインテグレーター)/システムソリューション提供企業様:汎用ベース車両にNoMaDbot™モジュール搭載した自律走行ロボットに、自社機能を追加することで顧客にソリューションを提案
  • ■サービスプロバイダ/新規事業創出企業様:NoMaDbot™を活かしたサービスを開発・提供

新しい自律走行技術でゲームチェンジを狙う研究開発のプロジェクト。
NoMaDbot™が提案するのは「安く・早く(すぐに使える)・簡単」な新しい自律走行ロボットです。
NoMaDbot™は、従来のように高額な導入コストや専門知識を必要とせず、必要十分な機能を備えたシンプルな自律走行ロボットです。地図を持たないため自己位置を見失うことがありません。これにより、インフラ点検や建設現場、グラウンドやテーマパークなど、従来の自律走行ロボットが苦手だった頻繁にレイアウトが変わる場所、広大で単調な屋外などでの自律走行を実現します。
これらの強みを最大限に活かし、共に新しいソリューションの可能性を切り拓いていきましょう。

1. 社会実装が進まない自律走行ロボットの現状と問題

労働力不足の解決策として注目されている自律走行ロボットですが、現時点では社会の期待に十分応えられているとは言えません。
導入にあたっては高額な初期投資が必要であり、また運用には高度な技術知識が求められるため、実際に導入できているのは一部の大企業に限られています。

2. 背景にある技術的な制約

従来の自律走行ロボットに用いられているSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)技術は、高精度な地図情報を前提とするため、環境が変更されるたびに再マッピングが必要になります。
このように、従来の自律走行ロボットは導入のみならず、メンテナンスに多くの時間とリソースがかかり、現場で気軽に活用することが難しいのが現状です。

3. NoMaDbot™ができること

「安く・早く・簡単に」、さらに変化するレイアウトの中でも自律走行させることが可能です。
従来の威圧感のあるロボット走行ではなく、生き物に示唆を得て開発された走行アルゴリズムにより生まれた愛着の湧く可愛らしい走行も魅力の1つです。
本技術はロームが単独で開発したもので、半導体メーカーとしての強みを活かし、エッジコンピューティングを用いてコア技術の実証に成功しました。

4. NoMaDbot™の活用例

下記は一例です。

■レイアウト変更が頻繁に発生する場所

-点検現場:インフラやプラント

-ものづくり現場:工事現場、建築現場

-季節ごとに変化する場所:食料品店、衣料品店、およびその倉庫

-繁閑差がある場所:テーマパーク、商業施設、学校

キャラクターのカバーを装着して、施設の回遊促進や来場者との新しいコミュニケーション手段として活用してみてはいかがでしょうか?

-移動する現場:イベント会場、中継倉庫

■従来の自律走行ロボットが停止しやすい場所
 -半屋外、広い場所、環境に特徴がない場所
 -路面に凹凸や傾斜が多い場所
 -鏡面反射障害物が多い場所

■従来の自律走行ロボットが普及していない場所
 -中小規模な事業所や工場
 -ロボット導入の効果が見えづらく、人手作業が多く残る現場(返却品や廃材回収などの運搬)

まとめ

NoMaDbot™は、半導体メーカーであるロームが開発した、新しい自律走行モジュールです。
従来の自律走行技術は、大量のデータを中央で演算処理し制御するシステム「SLAM」がトレンドです。中央集約型の制御システムは、高性能化に伴いシステムが大規模かつ複雑になり、電力消費の増加や、アルゴリズムのブラックボックス化による可視性・メンテナンス性の低下が懸念されています。
しかし自然界に目を向けてみると、昆虫は小さな脳でロバストに自律移動する高度なシステムを所有しています。我々はここにヒントを得て、トレンドとは異なるアプローチで技術開発を進めてきました。
ハイリスクで高性能なロボットを導入する/しないで悩むのではなく、誰もが気軽に自律走行ロボットを使える社会を一緒に作っていきませんか?お問い合わせをお待ちしております。

ロームが提供できるもの

  • ・NoMaDbotモジュール(開発中、融合センシングと車両制御アルゴリズムをパッケージ化したもの)

お互いが得られるメリット

  • ・新規市場の獲得
  • ・社会課題の解決に貢献する技術の活用
  • ・イノベーションの創出

開発者の声

NoMaDbot™は従来の自律走行とは全く異なる発想で開発を突き進んできました。
ロボット開発の本質は「人が嫌がる仕事を減らすこと」だと考えています。
生き物の移動に示唆を得て具現化した「安くて・早くて・簡単」なNoMaDbot™は、ロボット導入にかかる手間そのものを減らすという、自律走行技術の本質的課題に応える技術です。
是非、誰でも簡単にロボットが使える社会を一緒に創造しましょう!