コンデンサ(キャパシタ)とは?
コンデンサ(キャパシタ)とは?
- コンデンサとは
コンデンサは、電荷を蓄えたり、直流信号を遮断し、交流信号を通す機能を持った電子部品です。
コンデンサには色々な種類があり、選定する際は、各種コンデンサの特徴を理解する必要があります。
- コンデンサの基本機能
コンデンサは大きく以下の3点の用途 (バックアップ用途、デカップリング用途、カップリング用途) に使用されます。
- シリコンキャパシタのアウトライン
シリコンキャパシタは、薄膜半導体技術を活用し、小型・低背でかつ静電容量が安定したコンデンサです。
内部構造はプレーナ型やトレンチ型があり、はんだ実装やワイヤボンディング実装に対応した製品があります。
- シリコンキャパシタと積層セラミックコンデンサ(MLCC)の比較
シリコンキャパシタは積層セラミックコンデンサ(MLCC)より、DCバイアス特性や温度特性が優れています。
薄膜半導体技術を活用し低背化が実現可能で、圧電効果がないので、電圧変動による音鳴りが発生しません。
- タンタルコンデンサの構造
タンタルコンデンサは、タンタル素子の両端にリードフレームで電極を構成し、モールド樹脂で封止する構造となっています。
- セラミックコンデンサとタンタルコンデンサ 1
下面に電極のあるタンタルコンデンサは、対面の実装基板どうしを近づけてもショートの心配がありません。
- セラミックコンデンサとタンタルコンデンサ 2
タンタルコンデンサは、静電容量特性の変化が少なく、セラミックコンデンサ使用時に必要な実効静電容量確認などが不要です。