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ロームの最先端技術 Nanoシリーズ

Nanoシリーズとは?

  • 小型化、省エネ化を追求してきたロームの電源技術。これまで培ったアナログ技術を駆使し生み出された革新的電源技術がNanoシリーズです。

    開発から製造まで全てのプロセスを自社で行う一貫生産体制により実現できたNanoシリーズは、市場のニーズに応える電源ICとして社会に貢献していきます。

Nano Pulse Control®

パルス幅をできるだけ細く安定制御させることで、2点の効果を実現

・降圧比の大きい環境下での"電源システム1chip化"
・コイルを含めた"実装面積小型化"

「Nano Pulse Control」の効果

Nano Energy®

IC自体の消費電流を低減することで微小電流での安定動作を実現

無負荷時消費電流:DC/DCコンバータ

Nano Energy

小型電池を搭載する機器の長時間駆動に貢献します。

開発の背景

電子機器の分野では、スマートフォンの多機能化やウエアラブル端末の普及などに加え、人を介さないで機器同士がワイヤレスで通信をおこない動作するIoT機器の導入にも注目が集まっています。これらの機器は基本的に電池で駆動するケースが多いため、消費電力の低減が強く求められる分野です。加えて、デザイン性の向上や新しい機能を搭載するためのスペース確保といった視点から、小型化も重要な要件となり、駆動電池もどんどん小型化され、中でもIoT分野では機器のメンテナンスが頻繁におこなえないケースも多く、「コイン電池で10年駆動」が1つのキーワードとなっています。
ロームではこういった市場動向やテーマを受け、電源ICの消費電流を大きく低減させる技術の開発に着手。スタート時点では、電源ICの業界で最も小さい消費電流は360nAでした。それをどこまで下げることができるのかが1つの指標となりました。

DC/DCコンバータ消費電流の傾向

開発テクノロジと製品化

ただ単に消費電流を低減させることを考えると、回路の抵抗値を上げるという発想がありますが、それだけでは素子からのリーク電流の発生、ノイズへの感度向上、回路の応答速度低下といった弊害が生じます。ロームでは、消費電流を下げることで発生するトレードオフを極限まで低減させると同時に、超軽負荷状態における消費電流の削減に徹底的にこだわった画期的技術である「Nano Energy」を開発。現在、180nAという世界最小の消費電流を実現しています。
この技術をDC/DCコンバータ「BD70522GUL」に搭載し、無負荷時(アプリケーションスタンバイ時)に一般品比で従来の2倍の電池駆動時間を実現しました。更に、10μAから500mAという業界で最も広い電流範囲において、90%以上の高電力変換効率も実現。これもローム独自の垂直統合型生産体制における「回路設計」「レイアウト」「プロセス」の3つの先端技術の融合なしでは成し得なかったことです。

無負荷時消費電流:DC/DCコンバータ / 幅広い範囲で高効率を実現
※2017年10月 ローム調べ。

製品搭載により実現できる世界

電源ICの消費電流の大幅な低減によって、IoTの分野では、目標に掲げた「コイン電池で10年間駆動」が現実のものとなりました。これにより、機器のメンテナンスに要する手間やコストを削減できるほか、ウエアラブル端末など、小型化・多機能化が加速する電子機器分野においても、小型電池での長時間駆動を実現することができます。

また、エナジーハーベストと呼ばれる太陽光や熱、振動などを利用した発電システムなどの、低い発電量においても動作を継続させることが可能になり、環境分野における利用も大いに期待されています。

ロームでは、「Nano Energy」をコア技術として、それを搭載した電源ICを製品群として拡充し、お客様の幅広いご要望にお応えしていきます。同時に、PMIC(パワーマネージメントIC)への搭載も推進していく予定です。

製品搭載により実現できる世界

製品特設CSS