LMR1901YG-M (新製品)
Nano Energy™, LMR™シリーズ, 車載向け 超低消費電流 低オフセット電圧 Rail-to-Rail入出力 CMOS オペアンプ

本製品は、Rail-to-Rail入出力タイプの1回路入りCMOSオペアンプです。超低消費電流、低オフセット電圧の特長を持つため、バッテリ駆動機器、ポータブル機器やセンサアンプに最適です。

主な仕様

 
形名 | LMR1901YG-MTR
供給状況 | 推奨品
パッケージ | SSOP5
包装数量 | 3000
最小個装数量 | 3000
包装形態 | テーピング
RoHS | Yes

機能安全:

カテゴリ : FS supportive
車載用途向けに開発された、機能安全に関する安全解析のサポートが可能な製品です。

特性:

Power Supply (Min.) [V] (+5V=5, ±5V=10)

1.7

Power Supply (Max.) [V] (+5V=5, ±5V=10)

5.5

チャンネル数

1

回路電流 (Typ.)[mA/ch]

0.00016

入力オフセット電圧(Max.)[mV]

0.55

入力バイアス電流(Typ.)[nA]

0.0005

スルーレート (Typ.)[V/µs]

0.0003

入力電圧範囲 [V]

VSS to VDD

出力電圧範囲 [V]

VSS+0.001 to VDD-0.0025

大振幅電圧利得(Typ.)[dB]

120

入力換算雑音電圧密度 (Typ.)[nV/√Hz]

740

出力電流(Typ.)[mA]

6

CMRR(Typ.)[dB]

100

PSRR(Typ.)[dB]

100

GBW(Typ.)[MHz]

0.0008

動作温度範囲(Min.)[℃]

-40

動作温度範囲(Max.)[℃]

105

パッケージサイズ [mm]

2.9x2.8 (t=1.25)

標準規格

AEC-Q100 (Automotive Grade)

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特長:

  • Nano Energy™搭載OPAMP
  • AEC-Q100対応(Grade 2)
  • 超低消費電流
  • 低入力オフセット電圧
  • Rail-to-Rail入出力

製品概要

 

背景

近年、民生機器や産業機器などあらゆるアプリケーションにおいてより高度な制御が求められることから、温度、湿度や振動、圧力、流量などを数値化するためのセンサおよび、センサ信号を増幅するオペアンプの役割は重要度を増しています。一方で、サスティナブルな社会の実現などを背景としたアプリケーションの省エネ化は喫緊の課題であり、個別のデバイスにも消費電力の削減が求められています。
こうした背景から、ロームは、「高精度」かつ「低消費電流」という2つのニーズを両立したオペアンプ製品の開発を進めています。これまで培ってきた「Nano Energy™」の回路技術をさらに進化させた超低消費電流技術を搭載することで、消費電流を世界最小に抑えたオペアンプを開発しました。

概要

本製品は、ローム独自の超低消費電流技術により温度や電圧変化による電流増加を徹底的に抑制し、低消費電流オペアンプの一般品と比べて消費電流を約38%低減した160nA(Typ.)に抑えました。これにより、電子棚札など内蔵電池で駆動するアプリケーションの長寿命化を実現するほか、充電式バッテリーを搭載するスマートフォンなどのアプリケーションでは稼働の長時間化に貢献します。また、動作温度範囲の-40℃~+105℃において消費電流がほぼ変化しないことから、火災報知器や環境センサなど、外部の温度が変化する環境下でも安定した省電力での動作が可能です。
さらに、入力オフセット電圧は低消費電流オペアンプの一般品比で45%減の最大0.55mV(Ta=25℃)に抑えたほか、入力オフセット電圧温度ドリフトも最大7µV/℃を保証しており、センサ信号を高精度に増幅できます。電源電圧範囲は1.7V~5.5Vと幅広く、Rail to Rail入出力を備えることから幅広い民生機器、産業機器アプリケーションに対応可能です。車載信頼性規格「AEC-Q100」にも準拠しており、車室内など厳しい条件下でも機能性を損なわず安定した動作が可能です。

低消費電流オペアンプの動作電流比較

アプリケーション例

・民生機器:スマートフォン、スマートウォッチ、ウェアラブル端末、火災報知器、人感センサなど
・産業機器:電子棚札、ハンディ計測器、データロガー、各種IoT機器向け環境センサなど
・車載機器:自動車盗難防止装置用センサ、ドライブレコーダーなど

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