オペアンプとは?
オペアンプとは?
- オペアンプとは?
オペアンプ(オペレーショナルアンプ)は、入力信号を増幅して出力する増幅器です。オペアンプは高開放利得、差動入力、高入力抵抗といった特徴を持ち、アナログ信号の精密な処理に欠かせない電子部品です。
- 回路構成
オペアンプは一般的に入力段、利得段、出力段の3段階内部回路構成となっています。
- オペアンプの種類
オペアンプの種類は、大きく「両電源オペアンプ」、「単電源オペアンプ」、「Rail-to-Railオペアンプ」の3つに分けられます。
- ノイズ特性
一般的にノイズはEMCと呼ばれていますが、具体的な現場で使われる時は2つに分類された、EMIとEMSという表現を用います。
代表的なパラメータ
- 増幅率と電圧利得
増幅回路の入力に電圧を加えると、その出力には、入力電圧が増幅率倍されたものが現れます。
- 入力オフセット電圧
入力オフセット電圧とは差動入力回路を有する、オペアンプやコンパレータが持つ誤差電圧のことです。
- スルーレート
スルーレートとはオペアンプの動作速度を表すパラメータで、出力電圧が規定した単位時間当りに変化できる割合を表しています。
- 負帰還システムとその効果
一般的にオペアンプは負帰還回路を構成して使用します。
絶対最大定格
- 電源電圧・動作電源電圧範囲
オペアンプの電源電圧の絶対最大定格は、正側電源端子と負側電源端子との間に印加できる最大電源電圧のことを言います。
- 差動入力電圧
動入力電圧とは+入力端子と-入力端子の間にICの特性劣化や破壊なしに印加できる最大電圧値を示します。
- 同相入力電圧
同相入力電圧の絶対最大定格とは+入力端子と-入力端子を同電位に設定した状態で印加可能な最大電圧を示します。
- 入力電流
入力端子の電流の流れ込みや流れ出し防ぐ方法として、クランプ用の順方向電圧の小さいダイオードを設ける、もしくは抵抗を挿入して入力端子に流れる電流を制限する方法があります。
- 温度特性
最大ジャンクション温度とは、半導体が動作する最大の温度を示します。 また、ジャンクションとはPN接合のことを指します。