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ロームグループ SiCrystalがSiCウエハ生産スペース拡大のため新棟を建設

2024年7月4日
※以下は2024年7月4日にSiCrystalが発表した内容の日本語版です

ロームグループSiCrystal GmbH（本社：ドイツ・ニュルンベルク 以下、SiCrystal）は、半導体産業を強化し、持続可能な技術を促進するための重要な一歩として、新たな生産棟を増設いたします。新棟生産エリアの面積は 約6,000㎡を予定しており、SiCウエハの生産を更に効率化する最先端技術を備えます。既存工場に隣接しているため、生産工程の緊密な統合が担保できます。既存棟も含むSiCrystal全体の生産能力は、2027年に2024年の約3倍に向上する予定です。

新棟完成予想図(提供：SYSTEAMBAU GmbH)
新棟完成予想図(提供：SYSTEAMBAU GmbH)

SiCrystal CEO Dr. Robert Eckstein

「新棟により、SiCウエハの生産能力は大幅に向上します。そして、König市長を起工式にお迎えできたことを誇りに思います。これは、同市と同地域にとってこのプロジェクトが重要であることを示しています。」

SiCrystal COO Dr. Erwin Schmitt

「この新棟建設は、ニュルンベルク都市圏に対する我々のコミットメントを明確にするものです。これにより、私たちは将来にわたってお客様へ最高品質の革新的な製品を供給し続け、世界の持続可能性に積極的に貢献することができると考えています。生産能力の増強により、当社は市場での地位を高め、半導体業界の技術開発に重要な役割を果たしていきます。」

ニュルンベルク市長 Marcus König

「SiCrystal社は世界有数のSiCウエハメーカーであり、SiCウエハはとりわけ、エネルギー転換に必要とされています。SiCrystal社がこの大規模な投資によってニュルンベルクを拠点に、雇用を維持するだけでなく新たに創出することをうれしく思います。」

建設工事は2026年初頭までに完了する予定です。SiCrystalは、ニュルンベルク都市圏で急成長している雇用主であることを誇りとしており、2027年度までに100人以上雇用を増やすことを目標としています。

起工式写真
起工式写真：左から4番目 SiCrystal Dr. Robert Eckstein、6番目 ニュルンベルク市長 Marcus König氏、
7番目 ローム株式会社 WP生産本部 統括部長 島根 誉、8番目 SiCrystal COO Dr. Erwin Schmitt

SiCrystalについて

ロームのグループ会社であるSiCrystalは、単結晶シリコンカーバイド（SiC）ウエハの世界的なマーケットリーダーです。 SiCrystalの高度な半導体基板は、電気自動車や急速充電ステーション、再生可能エネルギー、そして産業用途のさまざまな分野において、電力変換効率を高めるための礎となります。
詳細については、SiCrystalのウェブサイト（https://www.sicrystal.de/）をご覧ください。