BD14210G-LA
電流検出アンプ

BD14210G-LAは電流検出アンプICです。産業機器市場へ向けた、長期の供給を保証するランクの製品です。これらのアプリケーションとして、ご使用される場合に最適な商品です。本製品は2.7V〜5.5Vの単一電源で動作します。-0.2Vから+26Vまでの広い範囲の同相電圧に対応し、アナログ電圧を出力します。検出アンプのゲインは20V/Vです。ゲイン整合用抵抗によりゲイン誤差が最小化され、低オフセットを実現します。入力電流は1µA(Typ)と低く、誤差調整が不要になります。

本製品には、電流検出アンプ(CSA)付き30A電流センシングのリファレンスデザインがあります。

主な仕様

 
形名 | BD14210G-LATR
供給状況 | 推奨品
パッケージ | SSOP6
包装数量 | 3000
最小個装数量 | 3000
包装形態 | テーピング
RoHS | Yes

特性:

センサタイプ

Current Sensor

電源電圧 (Min.) [V]

2.7

電源電圧 (Max.) [V]

5.5

消費電流 (Typ.)[mA]

0.17

同相モード電圧 (Min.) [V]

-0.2

同相モード電圧 (Max.) [V]

26

ゲイン (Typ.) [V]

20

電流センサ精度 (Max.)[%]

±1

動作温度範囲(Min.)[℃]

-40

動作温度範囲(Max.)[℃]

125

パッケージサイズ [mm]

2.9x2.8 (t=1.25)

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特長:

  • 産業機器に適した長期の供給保証
  • 広い同相モード電圧範囲
  • 高精度
  • 低オフセット
  • 低入力電流

製品概要

 

背景

近年、多くのアプリケーションで電流検出の要望が高まっています。例えば、モータの効率改善、異常検知などを実現するためには、高精度な電流検出が必要です。また、同時に実装面積削減も要求されます。従来構成(オペアンプ+ディスクリート部品)では、部品の精度ばらつきや温度特性による電流検出精度悪化、実装面積の確保が課題でした。
これらの課題を解決するため、今まで培ってきたアナログ技術により、省スペースかつ高精度で電流検出が可能な「BD1421x-LAシリーズ」を開発しました。

概要

BD14210G-LAは、周辺回路を取り込み、シャント抵抗器を接続することで電流検出を可能にしています。その結果、従来構成(オペアンプ+ディスクリート部品)と比べ、部品点数を11点から3点に削減でき、実装面積で約46%の省スペース化を実現しました(パッケージ:SSOP6)。また、全温度範囲(-40℃~+125℃)で±1%の高精度電流検出を達成。さらに内部回路の工夫によりノイズ対策用のRCフィルタ回路を外付けした場合でも電流検出精度は影響を受けないため、設計工数を削減できます。入力電圧範囲が広く(-0.2V~+26.0V)、12V/24V電源で稼働する装置の電流検出に最適です。

従来構成(オペアンプ+ディスクリート部品)との実装部品面積比較
従来構成(オペアンプ+ディスクリート部品)との
電流検出精度比較例

アプリケーション例

・産業機器:無線基地局、PLC、インバータ、充電器 など
・民生機器:空気清浄機や冷蔵庫 など

 

リファレンスデザイン / アプリケーション評価キット

 
    • Reference Design - REFSENS003
    • 電流検出アンプ(CSA)付き30A電流センシング
    • REFSENSE003は、電流検出アンプ:BD14210G-LA及び、シャント抵抗器:LTR50UZPFUが搭載されており、シャント抵抗器を利用した電流測定に検討可能なリファレンスデザインです。各種機器にはハイサイド/ローサイドの電流検出、過電流検出、モータの電流制御などの電流測定の回路が用いられます。本Webサイトにて紹介するシャント抵抗器と電流検出アンプのリファレンスデザインは、高精度と小面積を両立できるソリューションとして各種電流測定にご使用いただけます。設計データの公開、リファレンスボードの販売を行っています。設計工数削減にお役立てください。


      • 1Ch 電流検出アンプ BD14210G-LA/シャント抵抗 LTR50搭載
      • 電流検出精度 1%を実現
      • Max30Aの電流検出に対応
      • ADコンバータBU79100G-LA-EVK-001と接続可能

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