BD3378MUV-M
車載向け Multiple Input Switch Monitor LSI
BD3378MUV-Mは22チャネルのスイッチ入力監視LSIです。各チャネルに接続されるメカニカルスイッチの状態変化を監視し、MCU へ割込みを発生させます。シリアルインタフェースを使用して、割込み要因の読み出しや内部レジスタへの書き込みを行います。22 チャネルのスイッチ入力は、VPUB、VPUAの2つの電源系統に分類されており、バッテリー系と電源制御系 に分類して使用することが可能です。 動作モードとして、ノーマルモードとスリープモードの2つを備えています。各モードはレジスタの設定により、 スイッチ端子の常時監視設定や間欠監視設定が可能です。間欠監視設定時は一定周期でスイッチ状態変化を監視し、 低消費電力化が可能です。また、電源系統別シーケンシャル動作や全スイッチ一律シーケンシャル動作設定により、ノイズを低減した動作が可能です。
主な仕様
機能安全:
特性:
動作電源電圧 (Min.) [V]
6
動作電源電圧 (Max.) [V]
28
VDDI電源電圧 (Min.)[V]
3.1
VDDI電源電圧 (Max.)[V]
5.25
スイッチ入力数
22
スイッチ入力電圧 (Min.)[V]
-14
スイッチ入力電圧 (Max.)[V]
40
ウェッティング電流値(Min)
1mA, 3mA, 5mA, 10mA, 15mA
ウェッティング電流タイプ
Pull up / Pull down
間欠監視動作電流 (µA)
100
クロック周波数 (Max.)[MHz]
4.4
制御インターフェース
SPI
動作温度範囲(Min.)[℃]
-40
動作温度範囲(Max.)[℃]
125
パッケージサイズ [mm]
7x7 (t=1)
標準規格
AEC-Q100 (Automotive Grade)
特長:
- AEC-Q100対応(Grade 1)
- 3.3V/5.0V対応のシリアル通信のスレーブ
- 8bit CRCによるシリアル通信エラーチェック
- 過温度検出機能(TSD)
- パワーオンリセット(POR)
- ソース/シンク電流値のレジスタ選択
- ウェッティング電流タイマ設定
- 8本のソースまたはシンク入力端子(VPUA系)
- 14本のソース入力端子 (VPUA系:8本、VPUB系:6本に電源分離可)
- 入力端子の状態変化による割込み通知
- 全入力端子ノイズ除去用1回~6回一致LPF
- 低消費電力動作(間欠監視)
- 入力端子状態をデジタル出力するDMUX端子