社内炭素価格 (インターナルカーボンプライシング) 制度を導入

2024年10月1日

ローム株式会社(本社:京都市、以下ローム)は、このたび、グループ内の脱炭素経営推進のため、インターナルカーボンプライシング(ICP)*1制度を導入いたしました。
ICP制度を設備投資に関する意思決定で活用することで、グループの脱炭素化に向けた意識を向上してまいります。

【ロームグループのICP制度概要】

  • ・社内炭素価格:20,000 円/t-CO2
  • ・導入対象:全ロームグループ
  • ・導入設備:1,000万円以上の付帯設備投資、PFC除害装置*2
  • ・対象GHG:Scope1:自社で直接排出、Scope2:自社のエネルギー消費による間接排出(電力)
  • ・活用方法 CO2排出量の少ない設備選定への誘導、投資判断の指標の一つとして活用

ロームは、2021年4月に策定した「環境ビジョン2050」に基づいて国内外一体で環境経営を推進し、2050年までに「温室効果ガス排出量実質ゼロ」および「ゼロエミッション」を目指して環境負荷軽減に努めています。
今後も、企業目的および経営ビジョンに基づきサステナビリティ経営を推進し、効率改善のキーデバイスとなるパワー、アナログ半導体の技術革新を進めるとともに、環境ビジョンに基づいて、気候変動のみならず、資源循環や自然共生など、さまざまな環境保全活動・環境投資に積極的に取り組み、持続可能な社会の実現を目指してまいります。

*1) インターナルカーボンプライシング(ICP)
企業内(インターナル)において排出されるCO2に価格付け(プライシング)をすることによりCO2の排出を抑制する仕組み。
*2) PFC除害装置
半導体ウエハの製造工程で使用するPFCガス類(PFC、HFC、NF3、N2O、SF6、C5F8)を除害できる装置。