「ロームイルミネーション」 終了のお知らせ
長年のご愛顧ありがとうございました

2022年9月30日

ローム株式会社(本社:京都市)は、新型コロナウイルスの感染拡大の状況を鑑み、例年11月下旬から12月下旬にかけて京都本社周辺で実施しております「ロームイルミネーション」について、本年の開催中止を決定いたしました。また、これをもって「ロームイルミネーション」の開催を終了する運びとなりました。
長年ご協力・ご参加いただきました皆様に、厚く御礼を申し上げます。

ロームは、「常に地域社会との信頼関係を大切にしたい」という思いのもと、1980年代より「森の中の工場」をコンセプトとした本社周辺の緑化整備に取り組んでおります。そして、草花が散る冬の季節にも明るい気持ちになっていただければと、1995年より「ロームイルミネーション」を開始しました。
わずか15本の木々に数万球の電球を灯す形でスタートしたロームイルミネーションは、地域の皆様のご理解を得て、徐々に規模を拡大。10年後の2005年には50万球を超える規模となり、京都の冬の風物詩として、多くの皆様に愛されてきました。その後、約86万球の電飾が彩る京都市最大級のイルミネーションへと進化するとともに、休日にはコンサートや体験型イベントも併設。観光バスのルートにも選ばれるなど、地元のみならず関西一円から来場いただけるイベントへと発展してきました。
ただ残念ながら、2020年からは新型コロナウイルスの感染予防及び感染拡大防止を最優先と判断し、開催を自粛しておりました。本年及び今後の開催につきましても検討を重ねてまいりましたが、いまだ終息の兆しが見えない新型コロナウイルスの感染状況に加え、喫緊の社会課題となっているエネルギー・環境問題などを総合的に判断し、当イベントの終了を決定いたしました。
地域の皆様及び当イベントを楽しみにしていただいておりました皆様につきましては、長年に渡るご愛顧、誠にありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。

現在、ロームは「環境ビジョン2050」に基づいて、「気候変動」、「資源循環」、「自然共生」の3つのテーマを柱に、自然と調和した事業活動を推進しております。
「森の中の工場」は、「自然共生」を目指した取り組みの一つであり、周辺の緑地は動植物が生息できる都市の中の樹林地にもなっています。2022年3月には、この活動を発展させる形で「ロームと地域社会、そして生き物がつながる場所」をコンセプトに、本社敷地内に8,400㎡のビオトープエリアを整備しました。

ロームはこれからも持続可能な社会の実現に向けて、サステナビリティ経営を推進し、地域社会との健全な連携を図りながら、より自然な四季の移ろいをお楽しみいただけるような環境づくりに努めてまいります。

芝生を養生した本社周辺の緑地

芝生を養生した本社周辺の緑地

ビオトープの様子

ビオトープの様子

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