第66回京都府発明等功労者表彰において
「科学技術功労者賞」を受賞

2022年4月25日

2022年4月19日(火)、「第66回京都府発明等功労者表彰」(以下、本表彰)が執り行われ、ローム株式会社  取締役の伊野 和英が「科学技術功労者賞」を受賞しました。

本表彰は、科学技術の研究開発や発明考案・創意工夫の重要性を広く啓発し、研究や発明意欲の向上を図るため、科学技術の研究・開発及びその普及に貢献した方が表彰されるものです。その中でも「科学技術功労者賞」は、「20年以上、科学技術の研究、開発及びその普及等に貢献した方」に贈られる最上位の賞にあたります。

「パワー半導体メーカーとしては新興のロームにおいて、特に車載・産業機械分野の新市場を創出した功績は、自社に留まらず、日本の半導体業界の発展に大きく寄与した。これらの功績は、利用が拡大している電気自動車の発展に寄与し、科学技術の普及、啓発、産業の振興に大きく貢献している」として、SiCパワー半導体の量産と普及に向けたこれまでの取り組みが認められたものです。当日は、京都府立府民ホールアルティにて開催された表彰式にて、西脇隆俊京都府知事より賞状を授与されました。

ローム株式会社 取締役 常務執行役員 CSO 伊野 和英

「歴史ある賞を受賞でき、大変光栄です。私は事業化という種を育て上げる過程を担当しましたが、これもすべて、ロームの研究開発メンバーが立派な技術の種を生み出してくれたことが根幹にあります。
今後は、これを励みに、新技術の発明や新商品の開発を奨励するとともに、SiCパワー半導体を中心として、自動車産業における低炭素技術の開発や、安心・安全なモビリティ社会を実現する技術の開発を促進し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります」

表彰式の様子
表彰式の様子
取締役常務執行役員CSO 伊野和英
取締役常務執行役員CSO 伊野和英
SiC

<ロームのSiCパワー半導体開発の歴史>
2010年 SiCショットキーダイオード量産日本初
2010年 SiC MOSトランジスタ量産世界初
2012年 フルSiCモジュール量産世界初
2012年 車載品質SiCショットキーダイオード量産世界初
2015年 トレンチ構造のSiC MOSトランジスタの量産世界初