電池不要!広い測定レンジと高精度の静電容量センサを実現近距離IoT向けRFID無線(UHF帯)センサ搭載LSI
“MR7930” “MR793200”
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MR7930
Bump Wafer
MR793200
WQFN
電池不要!広い測定レンジと
高精度の静電容量センサを実現
センサ搭載LSI
“MR7930” “MR793200”
MR7930 / MR793200の特長 3つの特長
特長 1電池交換不要で
メンテナンスの負担軽減に貢献

リーダライタからの無線電力(送信電波)で起電してセンサ応答するため、センシングのための膨大な数の電池交換が不要です。そのメンテナス工数の軽減により、持続可能なシステム運営に貢献します。
特長 2広い測定レンジの静電容量センサが
多彩な環境センサを実現

幅広い範囲を持つ静電容量センサが、材質変化や構造変化をデジタル値に変換します。用途に応じた環境センサの実現に貢献します。
特長 3シンプルなデバイス構成で
小型化と低コスト化に貢献

従来のIoT機器では、無線LSI、アンテナ、センサICとバッテリが必要で、小型化と低コスト化が困難でした。EPC Gen2※規格のRFIDセンサタグは、無線LSI、アンテナとセンサ素子のみのシンプルな構成のために環境負荷軽減に貢献します。高耐久性が要求されるセンサ機器向けにWQFNのPKG品もご用意しています。
※EPC Gen2:EPC global Class1 Generation2。
860M~960MHzの周波数帯のパッシブ方式のエアインターフェース規格。
アプリケーション 電池交換が不要なメンテナンスフリーのセンサデバイスとして、 適用アプリケーションの幅が広がります。
ケース 1インフラ監視、プラント・ビルメンテナンス:ネジ緩み、ひび割れ、漏水

長期運用されるインフラやプラント、ビルの保守管理のセンサとして最適です。電池交換が不要なメンテナンスフリーの強みを活かして、大量のセンサを多数設置することが可能です。
構造物の接合部の異常検出や内部金属の腐食検知、壁内の漏水位置の検出などで設置箇所の自由度が拡張し、保守管理の品質向上に貢献します。
ケース 2物流IoT・倉庫管理

高効率化と低コスト化が競争力に直結する多量多品種を取り扱う物流において、倉庫内の物品管理のセンサとして最適です。
電池交換が不要なメンテナンスフリーの強みを活かして、大量のセンサを多数設置することが可能です。棚の一段一段やパレット・カゴの物品量を面で管理することによるシステムのシンプル化に加えて、中身が見えないダンボールや容器内の個品数や液量・粉体量をデジタル化することによる在庫管理の効率化に貢献します。
概要 RFID無線センサ搭載LSIの製品概要
RFID※無線センサ搭載LSIは個別IDの一括読み出しだけでなく、静電容量値をセンシングデータとして読出し可能な新しいタイプの無線デバイスです。静電容量値を使い、さまざまな用途の環境センサに応用することができます。また、汎用リーダライタからの無線電力でセンサ応答するために、電池交換が不要です。
※RFID:(Radio Frequency IDentification)自動認識およびデータ取得技術(バーコード、QRコードなど)のひとつで、無線通信を使った認識システム
製品名 | MR7930 | MR793200 | |
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電源 | リーダライタからの送信電波で生成 | ||
周波数 | 860MHz to 960MHz | ||
通信プロトコル | ISO/IEC 18000-63 ( EPC global class1 Generation2 ) | ||
通信感度(センサ) | -8.5 dBm | ||
メモリ | EPC | 96bit | |
USER | 144bit | ||
静電容量センサ | 5pF to 100pF(精度:±5%) | ||
センサ制御 | READ or WRITE ( EPC Gen2:Mandatory commands ) | ||
動作温度(℃) | -40 to +65 | ||
出荷形態 | Bump Wafer | WQFN 24pin |