フィリピンでの活動
LEDを使ったものづくり授業を高校生へ実施

フィリピンの生産拠点であるROHM Electronics Philippines, Inc.(以下:REPI)では、LEDを使ったものづくり授業を、地元の国立高校生に対して実施しました。
このような活動を通してモノづくりに関心を持っていただくことや、次世代の理系人材を育てることを目指しています。

環境学習授業を高校生へ実施


REPIでは、地元の高校生を対象に、廃棄物管理に関する意識向上のための講義を行い、廃棄物管理に関するREPIの取り組みを共有し、ゴミ箱と清掃用具を学校に寄付しました。
ゴミの分別や3R(リユース・リデュース・リサイクル)を学ぶことで資源活用や環境への学びを提供し、次世代に対しての環境教育を今後も続けてまいります。

自然保護区へ500本の苗木を植樹

REPIは、ロームLSIデザイン(RLDP)と連携し、フィリピン・マニラ首都圏に位置するラ・メサ自然保護区において、500本の苗木を植樹しました。ラ・メサ自然保護区は、首都圏で唯一の主要流域を保護する重要なエリアであり、数百万人の生活を支える飲料水の主要な水源でもあります。
今回の植林活動は、単なる環境美化にとどまらず、森林の再生、生態系の回復、そして水資源の保全といった多面的な意義を持つ取り組みです。REPIとRLDPは、地域社会と自然環境が持続的に共生できる未来を目指し、この保護区の保全・修復・再生に貢献しました。
私たちは、企業としての社会的責任を果たすとともに、地域と地球の未来を見据えた環境保全活動を今後も継続してまいります。

職業訓練支援で誰もが活躍できる社会へ

REPIでは、障がいのある方や生活に困難を抱える方々の経済的自立を支援するため、さまざまな職業訓練プログラムを展開しています。職業訓練所の講師を招き、洗剤の製造方法を指導するとともに、必要な道具も寄付し、参加者が自らの手で製品を作れる環境を整えています。
完成した洗剤はREPIの工場内売店で販売され、参加者の収入につながっています。また、洗剤製造に加えて、お惣菜やヒーリングバームの製造にも取り組んでおり、これらの製品は地域の障がい者支援店舗などを通じて販売されています。参加者のスキルや関心に応じた多様な選択肢を提供することで、より多くの人が自分らしく働ける機会を創出しています。
これらの活動は、単なる支援にとどまらず、「働く力」や「社会とのつながり」を育むと同時に、地域経済の循環や環境に配慮した製品づくりを通じて、持続可能な社会の実現にも貢献しています。
栄養不足の子育て家庭へ栄養支援プログラム

REPIでは、栄養不足と診断された子どもたちとそのご家族に対し、継続的な食事支援と健康管理を行う「栄養支援プログラム」を実施しています。この取り組みは、子どもたちの健やかな成長を支えるとともに、家庭全体の栄養状態の改善を目指すものです。
プログラムでは、学校給食に加えて、栄養価の高い食事を家庭に直接配送。4か月間にわたり、家族全員がバランスの取れた食事を継続的に摂取できるようサポートします。
また、期間中は毎月、子どもたちの体重測定と看護師による健康状態のモニタリングを実施。食事の効果を丁寧に確認しながら、必要に応じて支援内容を調整しています。
REPIは、すべての子どもたちが健やかに育ち、未来に希望を持てる社会の実現を目指して、今後も地域に根ざした栄養支援活動を続けてまいります。
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