RPR-0720
小型近接センサ

RPR-0720は赤外VCSEL(IrVCSEL)とI2CインターフェースのフォトICを搭載したデジタルタイプ光学式近接センサー(PS)です。このフォトICには受光部とVCSELドライバーが内蔵されています。近接センサー(PS)は、IrVCSEL光の反射により接近する人や物体を検知します。

主な仕様

 
形名 | RPR-0720
供給状況 | 推奨品
パッケージ | RPR-0720
包装形態 | テーピング
包装数量 | 4000
最小個装数量 | 4000
RoHS | Yes

特性:

Interface

Digital(I²C)

Integrated Capabilities

VCSEL Drvr. PS

動作電圧 [V]

1.7~3.6

光源電圧 [V]

2.7~4.5

動作温度範囲[℃]

-30 to 85

焦点距離 (動作推奨距離)[mm]

(<5)

発光波長 (Typ.)[nm]

940

パッケージサイズ [mm]

2.0×1.0 (t=0.55)

実装方法

SMD

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特長:

  • I²Cバス・インターフェース対応(f/s mode support)
  • 1.8Vまたは3.3Vロジック入力インターフェース対応
  • IrVCSEL入力電源のバッテリー直結対応
    (VVCSELA Max.4.5V@VCC=1.8V)
  • 近接センサの検出範囲は約1~15mm(I²Cで調整可能)
  • 可変設定可能なIrVCSELドライバー搭載
  • 周囲光キャンセリング機能内蔵
  • マイクロスリットによる低光リーク構造採用

製品概要

 

背景

近年、IoT機器の普及に伴い、重要な役割を担うセンサデバイスには小型化や高機能化が求められています。ロームは、発光素子と受光素子をワンパッケージ化した近接センサをラインアップしており、その応用力の高さからモバイル機器から産業機器まで、幅広いアプリケーションで多くの採用が進んでいます。特にウェアラブル機器では、高機能化による部品点数増加やデザイン性向上に対応可能な小型センサデバイスの要望が高まっているため、VCSELとセンサICを一体にした小型近接センサを開発しました。

概要

RPR-0720は、LEDよりも指向性の狭いVCSELを発光素子に、センサICを受光素子に採用した光学式センサモジュールです。ローム製素子を用いたモジュールの構造最適化によって小型サイズを実現しており、従来品からの面積を約78%削減しました。また、搭載するVCSELの入力電圧が2.7V~4.5Vと広いことから、リチウムイオンバッテリー使用時に周辺の昇圧回路(例:1個の昇圧用電源IC、3個のコンデンサ、1個のコイルなど)が不要となるため、アプリケーションの小型化や電池容量の増加につながるスペース確保に貢献します。これらの特長により、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなどウェアラブル機器の着脱検知用途はもちろんのこと、幅広いアプリケーションでの各種状態検知用途にも適しています。

ロームの近接センサの外観と構造比較
アプリケーション回路比較例

アプリケーション例

光の反射を利用して状態を検知する用途の幅広いアプリケーションに採用可能です。
◆ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ、ゲーム機コントローラ、VRヘッドセットなどでの着脱検知
◆プリンタ、コピー機、シュレッダーなどOA機器での紙検知
◆電子タバコのカートリッジ装着検知、液体検知
◆スマートフォンやノートパソコンなど各種状態検知

リファレンスデザイン / アプリケーション評価キット

 
    • Evaluation Board - RPR-0720-EVK
    • RPR-0720-EVKはRPR-0720の評価ボードです。

  • Quick Start Guide
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