RLD90QZW3
905nm, 75W, 225μm Invisible Pulsed Laser Diode

RLD90QZW3は狭発光幅を実現することで、検出距離の長距離化及びセンシング精度の向上に貢献します。ローム独自構造の採用により、高いエネルギー変換効率と波長の温度変動を少なくすることが可能となり、低消費電力化や長寿命化にも貢献します。業界標準のΦ5.6パッケージを採用しています。レーザーレンジファインダや自動搬送車(AGV)、セキュリティ用途に最適です。

サンプルの形名はRLD90QZW3-00Aです。

主な仕様

 
形名 | RLD90QZW3 (RLD90QZW3-00A for Sample)
供給状況 | 推奨品
パッケージ | φ5.6mm CAN
包装形態 | トレイ
包装数量 | 500
最小個装数量 | 500
RoHS | Yes
長期供給プログラム | 10 Years

特性:

Wavelength λp[nm]

905

Optical Output Po (Max.Rating)[W]

90

Forward Current IF (Max.Rating)[A]

28

Optical Output Po[W]

75

Threshold Current Ith[A]

0.9

Forward Current IF[A]

23

Forward Voltage VF[V]

11

θ⊥[deg]

25

θ// [deg]

12

Emission area [μm x μm]

225 x 10

Measurement pulse condition

Pulse width 50ns duty 0.05%

Topr (Max. Rating) [℃]

85

パッケージサイズ [mm]

φ5.6

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特長:

  • Optical output power 75W(Pulse)
  • Narrow light emission pattern
  • Φ5.6 metal stem

製品概要

 

※2021年7月15日現在 ローム調べ

背景

近年、ロボット掃除機やAGV、自動運転車など、動作の自動化を必要とする幅広いアプリケーションで、正確に距離測定・空間認識を行うことができるLiDARの採用が進んでいます。その中で、「より遠く」まで、「より正確」に、そして「低消費電力」で情報を検知するために、光源となるレーザーダイオードの性能向上が求められています。
ロームは、LiDARの長距離対応・高精度化に貢献できる、レーザーの狭発光幅化を実現する独自の特許技術を確立。2019年から25W高出力レーザーダイオード「RLD90QZW5」を量産しており、民生機器分野を中心に採用が進んでいます。今回、市場が拡大する産業機器分野への展開を目指して、75Wに高出力化したレーザーダイオード「RLD90QZW3」を開発しました。

狭発光幅の75W高出力レーザーダイオード「RLD90QZW3」・アプリケーション例

概要

「RLD90QZW3」は、3D ToFシステムを用いて距離測定や空間認識を行うLiDAR向けに開発された、赤外75W高出力レーザーダイオードです。独自の素子開発技術を駆使し、出力同等のレーザーダイオードとして業界最小の発光幅225µmを達成。一般品の290µmに比べて22%狭発光幅化したことで、高いビーム性能を実現しました。同時に、発光強度の均一化とレーザー波長の低い温度依存性により、安定して高い性能を発揮できるため、さまざまな環境でLiDARの長距離対応・高精度化に貢献します。加えて、狭発光幅と背反になる電力光変換効率も一般品と同等の効率21%(順方向電流24A、75W出力時)を実現しており、消費電力の増加を気にすることなく採用することができます。

購入

1個から購入可能!

特長

1. 業界最小の狭発光幅225µmを達成し、長距離対応・高精度化に貢献

新製品「RLD90QZW3」は、ロームのレーザーダイオード素子開発に関する特許技術を駆使することで、LiDAR用の75W高出力レーザーダイオードとして業界最小の狭発光幅225µmを達成。高密度発光により高いビーム性能を実現します。また、全発光幅において発光強度の均一化に成功していることに加えて、レーザー波長の温度依存性も0.15nm/℃と低く温度変化の影響も受けにくいため、安定してその性能を発揮することができます。
これらを出力同等で発光幅290µm、温度依存性0.25nm/℃の一般品と比較した場合、22%の狭発光幅化を実現し、レーザー波長の温度依存性も40%低減することができるため、LiDARの長距離対応、もしくは測定距離同等の場合はLiDARの高精度化に貢献することが可能です。

発光部の発光強度比較・温度変化の影響比較

2. 十分な電力光変換効率(PCE)で、消費電力増加を気にせず採用可能

RLD90QZW3は、特許技術により、出力同等製品において業界最小発光幅を達成したうえで、背反となる電力光変換効率では一般品同等の効率21%(順方向電流24A、75W出力時)を実現しています。このため、消費電力の増加を気にすることなく採用することができます。

3. 豊富なドキュメント・設計データで、素早い市場導入をサポート

RLD90QZW3では、評価・導入に必要となる駆動回路の設計手法を記載したアプリケーションノートや、基板開発用のデータ、シミュレーション用のモデル(SPICEモデル、Rayデータ)など、豊富な設計データをロームの公式Web上に無償公開しており、素早い市場導入をサポートします。

リファレンスデザイン / アプリケーション評価キット

 
    • Reference Design - REFLD002
    • LiDAR向けハイパワーレーザーダイオード高速駆動EcoGaN™ 及び高速Gate Driver
    • LiDARセンサの用途は、車の自動運転のみならず、産業用途、インフラ用途に大きく広がっています。LiDARセンサには、センシング距離の延伸、高分解能が求められ、レーザーダイオードの特性向上の他に、より高速にハイパワーでレーザーダイオードを駆動する事が必要です。ロームは、905nm, ハイパワー狭発光幅レーザーダイオードをラインアップ。(RLD90QZWxシリーズ)また、高速駆動が可能な次世代デバイスEcoGaN™及び、GaN HEMT用高速ゲートドライバを含めたリファレンスデザインとして提供し、LiDARセンサの特性向上(距離、分解能)に貢献します。


      • LiDARアプリケーションのキーデバイスであるレーザーダイオードを高速駆動
      • 次世代デバイス EcoGaN™
      • GaN HEMT駆動用高速Gate Driver(BD2311NVX-C)
      • 矩形波型回路/共振型回路の2種

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