清華大学側発表者より、ニューラルネットワークアクセラレーター、不揮発インテリジェントプロセサ、人体センサやフレキシブルエレクトロニクスを含む環境発電型センシングシステム等が紹介されました。
また、ローム株式会社からは、SiC素子・モジュール、AI、ダイボンディング材料、センサ、フォトニクスに関する開発成果の発表を行ない、更に電源IC、無線通信IC、自動車用IC、その他周辺ICをご紹介いたしました。
ポスターコンテストでは、清華大学・北京大学、他北京近郊の4大学の学生、教授から、AI、自動車技術を含む10件の発表があり、首都師範大学の邱柯妮教授の指導を受ける学生による“Retention State-Aware Energy Management for Efficient Nonvolatile Processors”が、技術的利点・応用性・プレゼンテーション力の評価を受け、TRIFIA2018の最優秀ポスター賞が授与されました。
清華大学とローム株式会社が 「清華-ローム国際産学連携フォーラム2018 (TRIFIA2018)」を開催
人工知能、未来自動車、トレンド電子技術応用に関して、日中産学連携で情報交換
<要旨>
中国・清華大学(中国・北京市)とローム株式会社(本社:京都市)は、2018年5 月18日に清華大学において、「清華-ローム国際産学連携フォーラム2018 (TRIFIA2018)」を共催いたしました。
TRIFIA2018は、清華大学とローム株式会社が毎年共催してきたフォーラムの第9回目にあたり、本年も中国や日本をはじめとする産学の参加者を集め開催されました。
招待講演では、中国のインテリジェントコネクティッドカー開発の第一人者である清華大学 自動車工学科の李克強教授と、日本を代表するロボットベンチャーである株式会社ZMPの谷口恒社長をお迎えし、最新の自動運転技術などについて、貴重なご講演をいただきました。
フォーラムには北京近郊で活躍中の若手研究者のグループも参加し、AI(人工知能)の普及や次世代自動車の技術及び応用をテーマとして採り上げ、講演者と聴講者の間で活発な議論が交わされました。
また、同時に開催されたチュートリアルでは、ローム技術者より、パワーエレクトロニクス、無線通信技術、車載半導体技術分野などの最新の技術動向とその利用方法について紹介しました。
<フォーラム実施の背景>
清華大学とロームは、2006年4月に先端技術開発の為の共同研究、技術交流を進めるため、「包括的産学連携契約」を締結し、「フォトニック技術を用いたバイオセンシング機構の開発」を皮切りにLSIや半導体素子、オプティカルデバイスやモジュール、バイオセンシングなど幅広いテーマに渡って共同研究や技術交流を行ってきました。
2010年には、より一層の技術交流のため、「清華-ローム国際産学連携フォーラム(TRIFIA)」を開催。以来、毎年その時々の注目テーマを題材とした技術セッションを実施しております。
また、2011年の清華大学100周年には、相互の産学連携を更に強化するための拠点として、大学構内に「清華-ローム 電子工程館」を寄贈。2012年1月には、電子工程館内にロームとしての研究施設を新設し、清華大学と最先端技術について共同研究を進め、近年では、人工知能、無線センサーネットワーク、パワーエレクトロニクス技術を中心に、多くの分野で成果を上げるに至っております。
ロームでは、本フォーラムが清華大学とロームの間で長期的に進める共同研究のレベルアップと、より一層の連携強化につながるものと期待しており、今後もあらゆる市場に貢献すべく、連携を深めてまいります。
<フォーラムの詳細>
開催日:2018年5月18日 (金) 9:30~18:00
(午前の部)
副校長 王希勤 様
取締役 末永良明
主席顧問 高須秀視 様
学科長 王小勤 様
代表取締役 谷口 恒 様
教授 李克强 様
(午後の部)
「ワークショップ1 (講演): 人工知能(AI)」 (13:30~16:30)
人工知能分野で活躍する清華大学・北京大学・北京航空航天大学・中国科学アカデミーの4名若手研究者の方々と、ローム株式会社、Deephi Technology Co. Ltd.(スタンフォード大と清華大研究者によるベンチャー)の研究者が参加し、素子・プロセサ・プラットフォームや応用など各種の先端的なAI技術や発見について情報を共有し議論しました。
「ワークショップ2 (講演): 未来自動車技術」 (13:30~16:30)
インテリジェントコネクティッドカーに必要な技術、ミリ波レーダーやLiDAR等の自動運転に必要なセンサ技術やその応用、電池の安全化等、未来自動車及びその産業化に期待される広範な技術を採り上げ、講演・議論を行ないました。
「チュートリアル (講演): 電子技術とその応用」 (13:30~16:30)
ローム上海デザインセンターの技術者より、将来の自動車産業のロードマップと展望の他、SiC電力素子、IoT向けの無線通信ソリューション、無線給電分野での応用実績、最新技術、利用に関する最新情報を紹介しました。
「ポスター講演: 先進・先端技術」 (展示 13:30~16:30 講演 16:30~18:00)
清華大学側発表者より、ニューラルネットワークアクセラレーター、不揮発インテリジェントプロセサ、人体センサやフレキシブルエレクトロニクスを含む環境発電型センシングシステム等が紹介されました。
また、ローム株式会社からは、SiC素子・モジュール、AI、ダイボンディング材料、センサ、フォトニクスに関する開発成果の発表を行ない、更に電源IC、無線通信IC、自動車用IC、その他周辺ICをご紹介いたしました。
ポスターコンテストでは、清華大学・北京大学、他北京近郊の4大学の学生、教授から、AI、自動車技術を含む10件の発表があり、首都師範大学の邱柯妮教授の指導を受ける学生による“Retention State-Aware Energy Management for Efficient Nonvolatile Processors”が、技術的利点・応用性・プレゼンテーション力の評価を受け、TRIFIA2018の最優秀ポスター賞が授与されました。
参考:TRIFIA2018開催日の様子(写真)
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