京都府立医科大学ロームBNCTセンター寄附について

2021年9月1日

ローム株式会社(本社:京都市)は、がん治療研究のための研究施設及び機器の寄附に関して、京都府への引き渡しが完了しましたので、お知らせします。
研究施設及び機器は、京都府立医科大学の敷地内に設置され、「京都府立医科大学ロームBNCTセンター」として、次世代のがん治療であるBNCT(Boron Neutron Capture Therapy:ホウ素中性子捕捉療法)研究に活用される予定です。
京都府では、がんの予防・診断・治療まで一貫した医療提供及び高度ながん治療研究を推進されており、本センターが、その一助になることを願っております。

【寄附施設】

(1)建物
・名称:京都府立医科大学ロームBNCTセンター
・規模:地上2階一部地下1階
・面積:約1,500㎡
(2)機器
・中性子照射装置 一式

京都府立医科大学ロームBNCTセンター

用語説明
※BNCT(Boron Neutron Capture Therapy:ホウ素中性子捕捉療法)
ホウ素を取り込んだがん細胞に中性子を照射し、正常細胞にあまり損傷を与えずがん細胞のみを選択的に破壊する治療法