EnerCera® x Nano Energy™

日本ガイシ株式会社のチップ型セラミックス二次電池 「EnerCera(エナセラ)®」と、ロームの電源ICにおける超低消費電流技術「Nano Energy」が、究極のメンテナンスフリーIoTデバイス実現に向けてコラボレー ション。超高効率の蓄電ユニットを構成します。超小型・薄型でありながら大容量・高出力の「EnerCera®」が蓄電デバイスとなり、「Nano Energy」を搭載する電源ICが電源機能のロスを極限ま で低減することで、環境発電(エナジーハーベスト)による微弱な充電電力だけでも電子棚札やウェアラブル機器などのIoT機能を実現することを可能にします。
IoTデバイスに無限の可能性を提供する新しいソリューションをぜひご検討ください。

コンセプトイメージ

コンセプトイメージ

コアとなる製品・技術詳細

超小型・薄型二次電池 EnerCera®(日本ガイシ 製品)

EnerCera(エナセラ)は、電極に日本ガイシ独自の結晶配向セラミックス電極板を使用したリチウムイオン二次電池です。一般的なリチウムイオン二次電池の電極に含まれる、電池容量に寄与しない有機バインダーや導電助剤を含まないため、超小型・薄型でありながら高容量かつ低抵抗(高出力)で、さらに高耐熱という特性を実現しました。電池容量は同サイズの市販二次電池の約2倍、抵抗は1/2以下で、ICやセンサー駆動、無線通信に必要な数10~数100mAの大電流が流せるオンボードタイプの超小型・薄型電池として極めて高い性能を有しています。

詳細は下記URLをご覧ください。
https://enercera.ngk-insulators.com/solution/

蓄電デバイス EnerCera®

超低消費電流技術 Nano EnergyTM

Nano Energy(ナノエナジー)は、IoT分野のキーワードである“コイン電池で10年駆動”に向けて、ロームの垂直統合型生産体制における「回路設計」「レイアウト」「プロセス」、3つの先端アナログ技術を融合することで実現する超低消費電流技術を指します。
この技術を搭載した降圧DC/DCコンバータI C「BD70522GUL」では、待機時消費電流180nA(nは10のマイナス9乗)を達成、アプリケーションスタンバイ時には一般品比で1.4倍の電池駆動時間を実現し、ウェアラブル機器やI oT機器など、バッテリーや小型電池で駆動する電子機器の長時間動作に貢献します。

詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.rohm.co.jp/support/nano

Nano Energy™技術による消費電流比較

ソリューション

概要

概要

実装例(リファレンスボード「REFLVBMS001-EVK-001」)

実装例(リファレンスボード)

社名製品名品番サイズ(幅×奥行×厚さ)(mm)
日本ガイシ蓄電デバイス
EnerCera® Pouch
(選択)
大電流タイプEC382504P-P38×25×0.45イメージ
超高容量タイプEC382204P-C38×22×0.45
EC382704P-C38×27×0.45
高温プロセスタイプEC382704P-H38×27×0.45
ロームNano Energy技術搭載
降圧DC/DCコンバータIC
BD70522GUL1.76×1.56×0.57
Nano Energy技術搭載 リセットICBD5230NVX-2C1.00×1.00×0.60
電池充電ICBD71631QWZ1.80×2.40×0.40

※EnerCera® Pouchは用途に応じて最適な製品を選択してください。

注)EnerCera®は、日本ガイシ株式会社の登録商標です。
注)Nano Energyは、ローム株式会社の商標または登録商標です。

この件に関するお問い合わせはこちら