リニアレギュレータ

高耐圧LDOレギュレータ

超低暗電流LDO（6μA）

車載用レギュレータは主にマイコン用電源として使用されており、キーオフ時であってもマイコンがシャットダウンしていない場合があるため厳しい低暗電流要求があります。車メーカーが要求する、ECUで消費できる暗電流は年々厳しくなってきており、車載用レギュレータでロスする暗電流を最低限に抑えるべく、ロームでは従来30μAであった暗電流を6μAに減らした業界TOPレベルの製品を開発しました。

豊富なラインアップ

HEV車やEV車などバッテリ消費がそのまま燃費となるECUでは、キーオフ時の暗電流だけでなく、動作時の消費電流を減らすニーズもあります。
ロームのBiCDMOSプロセスを用いたLDOは動作時の回路電流もバイポーラプロセスに比べて段違いに小さく、電費＝燃費の改善に貢献することが可能です。更に、新LDOシリーズでは低暗電流化だけではなく、イネーブルSWの有無、出力電流200mA/500mA、リセット機能、Watch dog timer機能の有無など種々なラインアップを備えて多種多様なニーズに対応していきます。
キーオフ時に低暗電流要求が厳しいECU用には常時オンで暗電流6μAのBD7xxLxシリーズが最適ですが、キーオフ時にバッテリから切り離されたりECUそのものをシャットダウンすることが可能なECU用にはイネーブルスイッチ付きのBD4xxMxWシリーズが最適です。

高精度・低暗電流ボルテージトラッカ

BD3925FP-C/HFP-Cは、50V高耐圧の車載向けボルテージトラッカです。出力電流500mAでありながら、回路電流を45μAに抑えているため、バッテリ直結システムの低消費電流化に最適です。出力オフセット電圧は±15mVと高精度です。
車載用ECUの高機能化に伴い、マイコンは種々なセンサとつながり、ECU内部のマイコンとのデータのやり取りが多くなっています。
そのため、マイコン用電源とは別にトラッカを使用するケースが多くなっています。そのメリットは以下の2点です。

1. ECUから離れてセンサを搭載するケースが多いが、万一センサ用電源のハーネスが天絡、地絡してもマイコン用電源と分離できているので、ダウンすることがない。
2. センサ信号をマイコンに送る際に、マイコン内ADCの基準電圧とセンサ基準電圧のオフセットを少なくするためにマイコン用電源に対するセンサ用電源のズレを小さくすることができる。

小型セカンダリLDOレギュレータ

車載アプリケーションの電子化に伴って高集積マイコンやDSP搭載が進んでおり、供給電源もI/O用・コア用の多電源化や低電圧化のニーズが多くなってきています。
ロームでは車載用低電圧セカンダリLDOシリーズを開発し、7V耐圧から15V耐圧までの幅広いラインアップを提供しています。
パッケージはパワータイプかつ小型のHTSOP-J8を採用し、セット基板の小型化に貢献します。
また更なる小型、小電流のニーズに応えるため、SSOP5パッケージを採用したフルCMOS LDOレギュレータのBUxxSD2MG-Mシリーズを新たに開発しました。

BDxx/G/H/Ixxシリーズの特長

小型パワーパッケージ (HTSOP-J8)

品名の見方

製品ラインアップ

製品一覧概要

高耐圧LDOレギュレータ

セカンダリ LDOレギュレータ

ボルテージトラッカ

LDOレギュレータ ＋ ウォッチドッグタイマリセットIC