Memory
システム・オン・チップ(SoC)で実現する、Powervationデジタル電源制御システムは高い柔軟性を提供するため2種類のメモリを搭載しています。
プログラムコードやPMBus™ のパラメータはSidense社 1T-OTPの不揮発メモリ(NVM)に格納されます。
電源投入後、NVMの内容がRAMへ高速転送されます。NVMは長期間のデータ保持が求められ、メモリーが信頼できることが重要となります。
Powervatoin製品では温度、時間などが高負荷であっても、データの信頼性を保証するため、フューズベースのNVMは使っていません。
電圧、温度、時間などでデータが影響を受けない構造
NVMは製品の仕様設定、事前設定された コンフィグレーションテーブルやファームウェアプログラムなどを保存できます。NVMは一回しか書きこみができませんが、我々の製品は複数書き込みできるよう十分なサイズのNVMを搭載し、ROHM Powervation Single-Pin CONFIG™機能を用いてコンフィグレーションテーブル値を書き込むことが可能です。
NVMはフューズ構造でなくメモリ構造自体を変えることによりデータを記憶しているため、(他のメモリ技術で見られるような)チャージリーク電流がなく、電圧、温度、時間で書き変わらないようになっています。
HTS(High Temperature Stress)でもデータ消失が加速しないメモリ構造のため、高温環境での使用や長期間のデータ保証など高い信頼性を提供します。
Powervation NVMは-40°Cから125°Cの使用範囲で20年間のデータ保持ができます。
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