BD87581YG-C
EMARMOUR™ 車載向け 入力/出力Rail-to-Rail 高EMI耐量 CMOSオペアンプ

BD87581YG-Cは、入出力Rail-to-RailのCMOSオペアンプです。動作電圧範囲が4V~14Vと広く、高スルーレート、低入力バイアス電流などを特長としており、特にセンサアンプやエンジンコントロールユニット、EPS、ABSなどの車載用途全般に使用可能です。さらに、EMI耐量のアドバンテージを持ち、現状品からの置き換えやEMI設計も容易です。

主な仕様

 
形名 | BD87581YG-CTR
供給状況 | 推奨品
パッケージ | SSOP5
包装数量 | 3000
最小個装数量 | 3000
包装形態 | テーピング
RoHS | Yes
長期供給プログラム | 10 Years

機能安全:

カテゴリ : FS supportive
車載用途向けに開発された、機能安全に関する安全解析のサポートが可能な製品です。

特性:

Power Supply (Min.) [V] (+5V=5, ±5V=10)

4

Power Supply (Max.) [V] (+5V=5, ±5V=10)

14

チャンネル数

1

回路電流 (Typ.)[mA/ch]

2.3

入力オフセット電圧(Max.)[mV]

9

入力バイアス電流(Typ.)[nA]

0.001

スルーレート (Typ.)[V/µs]

3.5

入力電圧範囲 [V]

VSS to VDD

出力電圧範囲 [V]

VSS+0.03 to VDD-0.05

大振幅電圧利得(Typ.)[dB]

110

出力電流(Typ.)[mA]

3.5

CMRR(Typ.)[dB]

60

PSRR(Typ.)[dB]

80

GBW(Typ.)[MHz]

4

動作温度範囲(Min.)[℃]

-40

動作温度範囲(Max.)[℃]

125

パッケージサイズ [mm]

2.9x2.8 (t=1.25)

標準規格

AEC-Q100 (Automotive Grade)

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特長:

  • EMARMOUR™シリーズ
  • AEC-Q100対応(Grade 1)
  • 入力/出力Rail-to-Rail
  • 低消費電流
  • 動作電源電圧範囲が広い
  • 直流電圧利得が大きい

製品概要

 

背景

近年、電気自動車やADASに搭載される車載電装システムでは、電子化・高密度化が進んだことでノイズ環境がますます悪化しています。一般的に自動車開発において、ノイズ評価は基板やシステム単体で行うことが難しく、組み立て後に行う必要がありますが、評価がNGになれば大規模の修正となるため、ノイズ設計は大きな課題となっています。
ロームは、この課題に対して、自社の垂直統合型生産体制とアナログ設計技術を駆使し、2017年より圧倒的ノイズ耐量でノイズ設計負荷を軽減するEMARMOUR™シリーズを開発、車載・産業機器市場で高い評価をいただいています。

高EMI耐量オペアンプの開発コンセプト・圧倒的なノイズ耐量を実現した「EMARMOUR™オペアンプ」

概要

高ノイズ耐量のEMARMOUR™シリーズは、アプリケーション上で特別な対策をしなくても製品がノイズで誤動作しない事を目指して開発され、中でも新製品は、国際的に使用される4種のノイズ評価試験で圧倒的な性能を達成しています。例えば、自動車メーカーが実施する「電波放射試験 ISO 11452-2」において、一般品は全ノイズ周波数帯域での出力電圧が±300mV以上変動するのに対して、新製品は±10mV以下(一般品比30分の1)を実現。このため、センサなどの後段に設置した際、外部ノイズの影響を一切受けずに、またCMOS素子構造により精度良くかつ素早い信号増幅を可能にすることで、各種異常検知システムをはじめとする幅広いアプリケーションの設計工数削減と高信頼化に大きく貢献します。

購入

1個から購入可能!

特長

1. 4種の国際的ノイズ評価試験で圧倒的ノイズ耐量を達成し、ノイズ設計負荷を軽減

新製品は、EMARMOUR™のオペアンプシリーズ製品として、自社の電波暗室にて「電波放射試験 ISO 11452-2」「BCI試験 ISO 11452-4」「近接イミュニティ試験 ISO 11452-9」「DPI試験 IEC 62132-4」という国際的に使用される4種のノイズ評価試験を実施し、すべての試験で圧倒的な性能を達成しています。

新製品「BD8758xY」のノイズ試験評価結果・4種の国際的ノイズ評価試験で圧倒的な性能を達成

例えば、「電波放射試験 ISO 11452-2」において、全ノイズ周波数帯域での出力電圧が、一般品は±300mV以上変動するのに対して、新製品は±10mV以下という圧倒的なノイズ耐量を実現しています。各周波数のノイズに対する対策を不要にし、部品点数を削減(2chオペアンプで一般品と比較した場合、RCフィルタ部品を計10点削減)するだけでなく、システムで重要な役割を果たすセンサなどのノイズ設計負荷を軽減できるため、アプリケーションの設計工数削減や高信頼化に貢献します。

2. 高精度シミュレーションモデル完備で、実機試作後の手戻りを防止

温度変化に対する回路電流特性

新製品の検証用シミュレーションモデルでは、ローム独自のモデルベース技術を駆使して、IC実物の電気的特性と温度特性を忠実に再現することで、IC実物とシミュレーション値の完全一致に成功した高精度SPICEモデル「ROHM Real Model」を完備。確実な検証により、実機試作後の手戻りを防止できるなど、効率的なアプリケーション開発に貢献します。このSPICEモデルは下記、ローム公式Webから入手可能です。

https://www.rohm.co.jp/products/amplifiers-and-linear/operational-amplifiers/standard/emi-automotive-input-output-rail-to-rail

アプリケーション例

  • ■車載のEV / HEVインバータ、エンジンコントロールユニット、eCall(車両緊急通報システム)、カーナビ、カーエアコン
  • ■産業機器のFA機器、計測機器、測定機器、サーボシステム、各種センサシステムなど、ノイズが気になる電子回路を持つあらゆる車載・産業機器に採用可能です。
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