2018年10月15日 <要旨> ローム株式会社(本社:京都市)は、ますます拡大するIoT分野に向けて、スマートフォンなどモバイル機器との連動を想定し、ワイヤレスで6種のセンサ情報を簡単に測定できるセンサメダル「SensorMedal-EVK-002」と、Arduino(アルドゥイーノ)*1などのオープンプラットフォーム*2上で9種のセンサ情報を簡単に測定できるセンサシールド(拡張ボード)「SensorShield-EVK-003」を開発、これらセンサ評価キット2製品のインターネットでの販売を開始します。 「SensorMedal-EVK-002」は、ウェアラブル機器やビーコンに最適な6つのセンサとBluetooth®モジュール、16bitローパワーマイコンなどを基板実装したものです。各種センサとBluetoothモジュールをローパワーマイコンで制御することで、コイン電池(CR2450)で数ヶ月駆動可能な省エネのセンサ環境を簡単に構築することができます。スマホやタブレットでの評価用iOSアプリも準備しており、実使用を想定した評価により小型IoT機器の開発工数を大幅に削減できます。 また、「SensorShield-EVK-003」は、従来品よりも高速測定(35msecモード)が可能なカラーセンサなど、ロームグループの最新センサ9種8製品をそれぞれ基板実装したものとオープンプラットフォーム接続用の拡張ボードをキット化したものです。全世界で広く活用されているArduino Unoなどに接続し、ソフトウェアを組み込むだけで、センサ環境を簡単に構築することができます。多様なセンサデバイスの簡単評価によりIoT機器の開発工数削減に貢献します。 なお、これらのセンサ評価キットは10月からチップワンストップ、ザイコストア、アールエスコンポーネンツにて、インターネット販売を開始しています。また、本評価キットを使ってセンシングを実現するために必要な各種ドキュメント、ソフトウェアはホームページからダウンロードすることができます。 今後もロームは、用途が拡大するIoT分野に向けて、社会の安全・快適を実現するためのセンサデバイスを開発していきます。 1個から購入可能 <背景> 近年、IoT分野の拡大に伴い、電子機器やアプリケーションの多様化が進んでおり、IoTを実現するキーデバイスの一つ、センサに対しての需要・要望もますます大きくなっています。 一方、デバイスやインターネットを用いてIoTシステムを構築する場合、開発にはソフトウェアとハードウェアなど、幅広い専門知識と多大な開発工数が必要になります。また、各デバイスにおいては、実装環境・開発環境が異なるため、簡単に評価できないという課題があります。 ロームのセンサ評価キットは、これらの課題解決に貢献するために開発されており、IoT機器のプロトタイプ開発において、ロームグループが開発したセンサデバイスをすぐに評価・導入できるツールとしてご好評いただいています。今回は進化するIoT分野に向けて、最新センサデバイスを用途に応じてチューニングした2製品の販売を開始します。 <ロームのセンサ評価キット> センサメダル センサシールド 品番 SensorMedal-EVK-002 SensorShield-EVK-003 用途 ビーコンやウェアラブル機器など、ローパワーな小型IoT機器のプロトタイプ開発用 幅広い電子機器や電子工作のプロトタイプ開発用 特徴 スマホ、タブレットと連動可能 (評価用iOSアプリあり) マイコン搭載済みで単体動作が可能、歩数計エンジン搭載 電波法認証取得済Bluetooth搭載(ラピスセミコンダクタ製Bluetoothモジュール「MK71251」) 応用先が明確 低消費電力で動作可能(CR2450で数ヶ月) Arduinoやmbedなどオープンプラットフォーム上で動作(サンプルコードあり) 機能の拡張が容易 幅広く応用が可能 サイズが大きい(62mm × 87mm) 搭載センサ 加速度、気圧、地磁気、照度、磁気(ホール)、温湿度の計6製品 ※温湿度センサはローム製品ではありません 加速度、気圧、地磁気、照度・近接、カラー、磁気(ホール)、温度、脈波の計9種8製品 製品サイズ 縦 × 横 × 高さ : 68.1mm × 39mm × 7.4mm 縦 × 横(シールドボードのみ): 62mm × 87mm ※Arduino Unoにそのまま差し込むことが可能 イメージ <公開サポート情報> iOSアプリでの評価イメージ ホームページ上でセンサシールドの導入に必要なデータを公開しています。 ◆ドキュメント : 回路図、マニュアル ◆ソフトウェア : SensorMedal評価用アプリ(iOS)、SensorShield用サンプルコード(Arduino Uno、mbed) 詳しくは下記URLをご確認ください。 センサメダル特設サイト https://www.rohm.co.jp/sensor-medal-support センサシールド特設サイト https://www.rohm.co.jp/sensor-shield-support センサメダル「SensorMedal-EVK-002」で実現可能なアプリケーション例 別途ファームウェアやアルゴリズムを開発する必要がありますが、同じハードウェア上で下記アプリケーションを実現可能です。 活動量計・歩数計(加速度、気圧) 金属探知(地磁気) 高度測定(気圧) 電子コンパス(地磁気、加速度) 環境測定(気圧、照度、温湿度) 磁石検出、スイッチ(磁気) ビーコンによる屋内測位(加速度、気圧) などのほか、アルゴリズム開発用データも取得できます。 <センサシールド「SensorShield-EVK-003」の詳細な製品ラインアップ> 製品名 品番 搭載センサ品番 イメージ Arduino対応 センサシールド (センサ評価ボード8つ同梱) SensorShield- EVK-003 - Arduino対応 シールドボード (センサ評価ボードなし) SHIELD -EVK-001 - 加速度センサ 評価ボード KX224-I2C- EVK-001 KX224-1053 気圧センサ 評価ボード BM1383AGLV- EVK-001 BM1383AGLV 地磁気センサ 評価ボード BM1422AGMV- EVK-001 BM1422AGMV 照度近接センサ 評価ボード RPR-0521RS- EVK-001 RPR-0521RS カラーセンサ 評価ボード BH1749NUC- EVK-001 BH1749NUC ホールIC 評価ボード BD7411G- EVK-001 BD7411G 温度センサ 評価ボード BD1020HFV- EVK-001 BD1020HFV 脈波センサ 評価ボード BH1790GLC- EVK-001 BH1790GLC SenesorShield-EVK-003でのキット販売だけでなく、SHIELD-EVK-001やKX224-I2C-EVK-001などの個別販売も行っています。 <用語説明> *1) Arduino(アルドゥイーノ)、mbed(エンベッド) プラットフォーム名 概要 Arduino Arduino社が提供する、マイコンと入出力ボードを有する基板、ソフトフェア開発環境から構成されるオープンソースのプラットフォームで、全世界に広く普及している。 Arduino UnoはArduinoシリーズの中でも最も人気のあるマイコンボード。 mbed ARM社が提供するプロトタイピング用マイコンボードとそのプログラミング環境を指す。 *2) オープンプラットフォーム ハードウェアやソフトウェアにおいて、詳細な製品仕様や部品リスト、プログラムのソースコードなどを公開して、幅広く普及することを目的としたもの。 ※本文に記載されている会社名及び製品名は、各社の登録商標または商標です。 <関連情報> この件に関するお問い合わせはこちら
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2018年10月15日
<要旨>
ローム株式会社(本社:京都市)は、ますます拡大するIoT分野に向けて、スマートフォンなどモバイル機器との連動を想定し、ワイヤレスで6種のセンサ情報を簡単に測定できるセンサメダル「SensorMedal-EVK-002」と、Arduino *1などのオープンプラットフォーム*2上で9種のセンサ情報を簡単に測定できるセンサシールド(拡張ボード)「SensorShield-EVK-003」を開発、これらセンサ評価キット2製品のインターネットでの販売を開始します。
「SensorMedal-EVK-002」は、ウェアラブル機器やビーコンに最適な6つのセンサとBluetooth®モジュール、16bitローパワーマイコンなどを基板実装したものです。各種センサとBluetoothモジュールをローパワーマイコンで制御することで、コイン電池(CR2450)で数ヶ月駆動可能な省エネのセンサ環境を簡単に構築することができます。スマホやタブレットでの評価用iOSアプリも準備しており、実使用を想定した評価により小型IoT機器の開発工数を大幅に削減できます。
また、「SensorShield-EVK-003」は、従来品よりも高速測定(35msecモード)が可能なカラーセンサなど、ロームグループの最新センサ9種8製品をそれぞれ基板実装したものとオープンプラットフォーム接続用の拡張ボードをキット化したものです。全世界で広く活用されているArduino Unoなどに接続し、ソフトウェアを組み込むだけで、センサ環境を簡単に構築することができます。多様なセンサデバイスの簡単評価によりIoT機器の開発工数削減に貢献します。
なお、これらのセンサ評価キットは10月からチップワンストップ、ザイコストア、アールエスコンポーネンツにて、インターネット販売を開始しています。また、本評価キットを使ってセンシングを実現するために必要な各種ドキュメント、ソフトウェアはホームページからダウンロードすることができます。
今後もロームは、用途が拡大するIoT分野に向けて、社会の安全・快適を実現するためのセンサデバイスを開発していきます。
<背景>
近年、IoT分野の拡大に伴い、電子機器やアプリケーションの多様化が進んでおり、IoTを実現するキーデバイスの一つ、センサに対しての需要・要望もますます大きくなっています。
一方、デバイスやインターネットを用いてIoTシステムを構築する場合、開発にはソフトウェアとハードウェアなど、幅広い専門知識と多大な開発工数が必要になります。また、各デバイスにおいては、実装環境・開発環境が異なるため、簡単に評価できないという課題があります。
ロームのセンサ評価キットは、これらの課題解決に貢献するために開発されており、IoT機器のプロトタイプ開発において、ロームグループが開発したセンサデバイスをすぐに評価・導入できるツールとしてご好評いただいています。今回は進化するIoT分野に向けて、最新センサデバイスを用途に応じてチューニングした2製品の販売を開始します。
<ロームのセンサ評価キット>
※温湿度センサはローム製品ではありません
※Arduino Unoにそのまま差し込むことが可能
<公開サポート情報>
iOSアプリでの評価イメージ
ホームページ上でセンサシールドの導入に必要なデータを公開しています。
詳しくは下記URLをご確認ください。
センサメダル「SensorMedal-EVK-002」で実現可能なアプリケーション例
別途ファームウェアやアルゴリズムを開発する必要がありますが、同じハードウェア上で下記アプリケーションを実現可能です。
などのほか、アルゴリズム開発用データも取得できます。
<センサシールド「SensorShield-EVK-003」の詳細な製品ラインアップ>
センサシールド
(センサ評価ボード8つ同梱)
EVK-003
シールドボード
(センサ評価ボードなし)
-EVK-001
評価ボード
EVK-001
評価ボード
EVK-001
評価ボード
EVK-001
評価ボード
EVK-001
評価ボード
EVK-001
評価ボード
EVK-001
評価ボード
EVK-001
評価ボード
EVK-001
SenesorShield-EVK-003でのキット販売だけでなく、SHIELD-EVK-001やKX224-I2C-EVK-001などの個別販売も行っています。
<用語説明>
Arduino UnoはArduinoシリーズの中でも最も人気のあるマイコンボード。
※本文に記載されている会社名及び製品名は、各社の登録商標または商標です。
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