Rohm Newslanding

業界初!Mケース(1608サイズ)で4V/100µFを実現!
超小型タンタルコンデンサ「TCSシリーズ」をロームが開発!

発表日:2010-01-26


半導体メーカーのローム株式会社(本社:京都市)はこのほど、新パッケージ構造の開発により、業界ではじめてMケース (1.6mm×0.8mm h=0.8mm)で4V/100μFの大容量を実現した、小型・低背・超大容量タンタルコンデンサ「TCSシリーズ」を開発しました。 今回開発した新製品は、Mケース ・ Pケース(2.0mm×1.2mm h=1.2mm)の2タイプを用意しており、このほど当面月産500万個の規模で量産を開始いたしました (サンプル価格 : Mケース、Pケースともに30円/個)。生産拠点はローム ・ アポロ株式会社、ROHM INTEGRATED SYSTEMS THAILAND CO.,LTD.(タイ)となっております。

近年、あらゆる電子機器の小型化のニーズが加速する中で、携帯電話やDSCなどのモバイル機器の電源回路やオーディオ回路部に複数個使用されるタンタルコンデンサについても小型化のニーズがますます強くなっています。今回は、ますます進む小型化・大容量化のニーズに対応して、小型大容量で高い評価を得ているローム独自の下面電極構造をさらに効率化するため、その内部構造と工法を全面的に見直して、従来下面電極構造品の約3倍の大容量化を実現、業界で初めてMケースで4V/100μFが可能になりました。タンタルコンデンサは、モバイル機器の内部の直流電源電圧を安定化させるためのカップリング/デカップリング回路やノイズを吸収するフィルタ回路として、携帯電話やスマートフォンの場合に1台あたり3個~10個搭載されています。これらのタンタルコンデンサを今回開発した新製品に置き換えた場合、システム全体としても大幅な実装面積の削減が可能となります。

製品ラインアップとしては、Pケースが20V 10μF~2.5V 330μFの6品種、またMケースが16V 10μF~4V 100μFの4品種をラインアップし、携帯電話、DSC/DVC、ゲーム機に使われるタンタルコンデンサに必要なラインアップを取り揃えており、セットの小型化・薄型化に貢献できます。また、さらなる小型化のニーズに対応して、2010年の量産化を目途にUケース(1005サイズ)も開発する予定で、さらなる小型化への対応も、業界をリードしてまいります。

ロームでは、LSI、トランジスタをはじめとして、充実した製品ラインアップを持っており、タンタルコンデンサについても、半導体メーカーとして培ってきた半導体プロセス技術、パッケージ技術をフルに活かし、高効率タンタルコンデンサで業界をリードするとともに、高い信頼性と自社開発生産システムによる安定供給能力でお客さまから高い評価をいただいています。今後もあらゆる半導体・電子部品の分野で業界を先取りする小型化、効率化を進め、お客さまのニーズに沿った製品シリーズの拡充に努めてまいります。
 

新下面電極構造タンタルコンデンサ「TCSシリーズ」 の特長

  1. 新パッケージ構造を採用し、更なる小型・低背・超大容量を実現
  2. 業界初のMケース(1608サイズ)で100μF/4Vを実現

 

■従来品との構造比較(Mケースの場合)


■ラインアップ

(パッケージ名称とサイズ)
  ALケース: 3.2×1.6×1.1 (mm)
  Pケース : 2.0×1.25×1.1 (mm)
  Mケース : 1.6×0.85×0.8 (mm)


■製品仕様

TCSシリーズ Mケース(1608サイズ)

定格電圧
(V)
静電容量
(μF)
tanδ at 120Hz(25℃)
(%)
ESR(at 100kHz)
(Ω)
形名
4 100 40 4 TCS M 0G 107□
6.3 47 40 4 TCS M 0J 476□
10 22 30 5 TCS M 1A 226□
16 10 20 6 TCS M 1C 106□

TCSシリーズ Pケース(2012サイズ)

定格電圧
(V)
静電容量
(μF)
tanδ at 120Hz(25℃)
(%)
ESR(at 100kHz)
(Ω)
形名
2.5 330 40 3 TCS P 0E 337□
4 220 40 3 TCS P 0G 227□
6.3 100 40 3 TCS P 0J 107□
10 47 30 4 TCS P 1A 476□
16 22 30 4 TCS P 1C 226□
20 10 20 6 TCS P 1D 106□

□ : 静電容量許容差(M:±20%)

 

この製品についてのお問い合わせ