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DC/DCコンバータとは?LDOとは?

LDOとは?

LDOとは?
LDOはLow Dropoutの略で、低い入出力間電位差でも動作するリニアレギュレータです。
低損失型リニアレギュレータや低飽和型リニアレギュレータと呼ぶ場合もあります。
LDOの入出力間電位差に関する数値的定義はありませんが、一般的にはレギュレータが安定して動作する最低電位差が1V以下に低く抑えられたものを言います。
例えば、3.3V電源を必要とするICの場合、標準型では5Vから3.3V電源を作ることができない為、入出力間電位差の低いLDOが必要となります。
このように、LDOは標準型のレギュレータと同じ電圧を出力する場合でも、入力電圧を低く設定することができます。
低電位差で動作することにより、エネルギーロスも少なく、発熱等を抑えた設計が可能となります。

ドロップアウト電圧

リニアレギュレータの内部にはVINからVOの間にトランジスタが入っており、このトランジスタが安定に動作するために必要な入出力間の最低電位差を、ドロップアウト電圧といいます。
入出力間の電圧差がドロップアウト電圧以下になると、トランジスタは安定化動作が維持できなくなり、出力電圧が低下してしまいます。

このように、LDOを含むリニアレギュレータには動作させるために、最低必要な入力電圧値が設定されており、この場合、(VO + ドロップアウト電圧) がレギュレータの最低動作電圧値となります。
入力電圧値 (VIN) が最低動作電圧以下では出力電圧が安定動作しません。

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