世界最小消費電力180nA DC/DCコンバータ BD70522GUL

モバイル機器やウェアラブル機器、IoT機器などバッテリーで駆動する電子機器向けに、世界最小の消費電流を実現したMOSFET内蔵降圧DC/DCコンバータ*1)BD70522GUL」を開発しました。
BD70522GUL」は、IoT分野のキーワードである「コイン電池で10年駆動」を目指して開発された超低消費電力の電源ICです。ロームの垂直統合型生産体制において、「回路設計」「レイアウト」「プロセス」、3つの先端アナログ技術を結集することで実現するNano Energy技術を駆使し、世界最小の消費電流180nA(nは10のマイナス9乗)を達成しています。これにより、無負荷時(アプリケーションスタンバイ時)に一般品比で1.4倍の電池駆動時間を実現し、CR2025などのコイン電池で動く電子機器の長時間駆動に貢献します。また、軽負荷から最大負荷まで業界で最も幅広い範囲(10μAから500mA)で電力変換効率90%以上も実現しています。

※2018年1月23日現在 ローム調べ

Nano シリーズ 特設ページ

背景

超低消費電流技術「Nano EnergyⓇ」搭載の電源 IC

近年、スマートフォンなどのモバイル機器、ウェアラブル機器やIoT機器など、バッテリーで駆動する電子機器の普及が進んでいます。そして、これらに搭載されるデバイスには、デザイン性向上や新機能搭載用スペース確保のために小型化、バッテリーの持ちを良くするために極限までの低消費電力化が求められます。
ロームは、アナログ設計技術やパワー系プロセスなど、垂直統合型の生産体制を活かし、市場ニーズに応える電源ICを開発してきました。今回、それらを駆使して超低消費電流技術「Nano Energy」搭載の電源 ICを開発しました。

用語説明

*1) DC/DCコンバータ

電源ICの一種で直流(DC)から直流へ電圧を変換する。一般的に電圧を下げる降圧、電圧を上げる昇圧が存在する。