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オペアンプとは? 電源電圧・動作電源電圧範囲

 

絶対最大定格

絶対最大定格項目とは、瞬間的であっても超えてはならない条件を示すものです。 絶対最大定格を超えた電圧の印加や絶対最大定格で規定された温度環境外での使用は、ICの特性劣化や破壊を生じる原因となります。
オペアンプ・コンパレータで規定される絶対最大定格の項目の意味について説明します。

電源電圧・動作電源電圧範囲

絶対最大定格の電源電圧とはオペアンプの正側電源端子(VCC端子)と負側電源端子(VEE端子)との間に内部回路の特性劣化や破壊なしに印加できる最大電源電圧のことを言います。
絶対最大定格電源電圧が36Vのオペアンプ・コンパレータに印加可能な電源電圧の例を示します。

定格電源電圧36VのICに印加できる電源電圧例
【定格電源電圧36VのICに印加できる電源電圧例】

絶対最大定格電源電圧は VCC端子とVEE端子間の電圧差を示しており、 (VCC-VEE)の値が絶対最大定格電源電圧値を超えないように使用する必要があります。
したがって、VCC端子に24[V]、VEE端子に-12[V]を印加する場合、端子間の電圧差は36Vであるため特性劣化や破壊は生じません。
注意しなければならないことは、絶対最大定格の電源電圧と動作電源電圧は異なる意味を持つということです。
絶対最大定格の電源電圧はICの特性劣化や破壊が起こらない範囲での印加可能な最大電源電圧値を示すものであり、仕様・特性を維持できる電圧範囲ではありません。
仕様で保証された特性を引き出すためには、動作電源電圧範囲内の電圧値で使用する必要があります。
ただし、製品によって絶対最大定格の電源電圧と動作電源電圧の最大値が同じ場合もあります。

[PDFファイル]オペアンプ・コンパレータの基礎

エレクトロニクス豆知識