長辺電極構造により6432サイズで定格電力3Wのハイパワーを実現!
車載向けに高信頼性電流検出用超低抵抗チップ抵抗器PML100シリーズを開発!

発表日:2010-08-04
 

PML100 半導体メーカーのローム株式会社(本社:京都市)は、電動パワーステアリングなど車載用途向けに、 6432サイズで定格電力3Wを実現した長辺電極タイプ電流検出用チップ抵抗器「PML100シリーズ」を開発しました。
この製品はこのほど月産300万個の規模で量産を開始いたしました(サンプル価格:20円)。 生産拠点はROHM Electronics Philippines Inc. (フィリピン)となっております。 
自動車市場においては、エレクトロニクス化の進展に伴い、必要とされる電子部品点数も増加する傾向にあり、 車載用電子部品についても小型化のニーズが高まっています。 その中で電動パワーステアリング向けに大電流に対応する高信頼性電流検出用超低抵抗の要求が高まってきております。 一方、こうした数十Aクラスの大電流の制御を行なうための電流検出用抵抗器は、小電流のモバイル機器などと異なり、 6432サイズ等の比較的大きなサイズを使用します。 こうした比較的大きなチップ部品は、繰り返しの熱ストレスによる膨張、収縮によりはんだ部が破壊される懸念があり、 大きな温度変化や高い湿度等の過酷な使用環境下において大きな問題となっています。

今回ロームが開発したPMLシリーズは、チップ本体の膨張係数を実装基板として広く用いられている ガラスエポキシ基板と近くすることで、熱ストレスによるはんだ部の破壊を低減しました。 また電極を長辺側にとることで、実装基板との接合面積を拡大したことに加えて、 電極間距離を短くすることで熱ストレスの影響を低減し、より強固なはんだ接合信頼性を実現しました。 さらにローム独自の「トリミングレス構造」と長辺電極化によるより広い放熱経路の確保により、 パワーステアリングなどの用途で求められていた定格電力3Wや超低抵抗0.5mΩを可能にしました。 また、同等特性の従来品と比較して大幅な実装面積の削減(約50%減)を実現しました。

ロームでは、小型化、多連化、超高精度化、超低抵抗化など、抵抗器に要求される幅広い技術で世界をリードしています。今後も車載向けなどに高品質の抵抗器製品ラインアップの拡充を進めてまいります。


電流検出用超低抵抗チップ抵抗器PMLシリーズの特長

  • 長辺電極形状の採用により接合信頼性や放熱性をさらに向上。
  • 超低抵抗値0.5mΩから対応。
  • PMRシリーズよりさらに定格電力アップ。
  • 完全Pbフリーを達成。

仕様

タイプ サイズ(mm) 定格電力 抵抗値範囲 抵抗値許容差 使用温度範囲
PML100 6.4×3.2 3W(25ºC時) 1.0、1.5、2.0、2.2mΩ J(±5%) -55~155ºC
PML100 6.4×3.2 2W 0.5mΩ J(±5%) -55~155ºC

  


構造比較

構造比較…長辺電極:短辺電極


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