脈波センサーの新たな用途を提案する「感性アプリ」と「脈音~MyacNe」を開発
 -CEATEC JAPAN 2011に出展-

発表日:2011-10-06


株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井 節生、以下ISID)、ローム株式会社 (本社:京都市、代表取締役社長:澤村 諭)、立命館大学(本部:京都市、総長:川口 清史)の3者はこのほど、 末梢血管の運動反応である脈波を計測する脈波センサーの測定データを解析して人の感情を表現する「感性アプリ」と、 脈波の変化に応じて音楽を変化させる「脈音~MyacNe」を開発しました。 これらは、現在ヘルスケア分野において活用が進む脈波センサーの新たな用途を提案する、スマートフォン向けアプリケーションです。 今回の成果は、2011年10月4日から幕張メッセ(千葉県幕張市)において開催中の、 アジア最大級の最先端IT・エレクトロニクス総合展CEATEC JAPAN 2011のローム展示ブース(ブース番号:7F02)にて デモンストレーションを行います。

脈波センサーは、脈波を測定することにより、脈拍数に加えて自律神経の状態などを解析できることから、 健康管理やストレスチェックなどヘルスケア分野における活用が進んでいます。 また、身体の状態を手軽に測定できる特徴を活かして、今後はゲームや音楽といった エンターテインメントなど幅広い分野への適用が見込まれています。

今回開発した「感性アプリ」は、脈波を解析することで得られる自律神経に関するデータを用いて、 人の感情を表せるのではないか、という発想から生まれました。感情を数値で表すことで、 例えば行動履歴などの外面的なライフログに加えて、内面的なライフログを蓄積することも可能になると考えられます。 また「脈音~MyacNe」は、脈波に応じてリアルタイムに変化する音楽をコンセプトに開発しました。 音楽と組み合わせることで、脈波センサーがより身近な存在として生活に取り入れられ、 日常的に活用されるという近未来の姿をイメージしています。 なお、両アプリケーションの企画構成はISIDの親会社である株式会社電通の協力を得て実施しました。

立命館大学とISIDは、ユーザーに新しい体験や価値を提供することを目標として、 脈波センサーをはじめとする様々なセンサーの可能性を引き出すアプリケーションの研究開発に取り組んでいます。 またロームは、脈波センサーのウェアラブル化と、無線送信による携帯端末でのデータの分析を実現しつつ、 指輪型、ブレスレッド型、イヤリング型など、日常における様々な利用シーンを想定した開発を行っています。

3者は今後も、脈波センサーをはじめとした各種センサーの活用ニーズの掘り起こしとアイデアの具現化、 そして実用化に向けて、研究開発に取り組んでまいります。

【参考資料:出展の概要】

1.「感性アプリ」
脈波センサーから得られるデータを解析して得られる自律神経の活性度、交感神経や副交感神経のバランスなどから、 環境の変化によって生まれた心と身体の変化を表現します。
CEATEC JAPAN2011では、感性アプリと屋内測位インフラ「Place Sticker®」を組み合わせることで、 脈波センサーと感性アプリを利用したユーザーが、ローム展示ブースのどの位置で感動したかをマップ上に表示するデモンストレーションを行います。

「感性アプリ」と「Place Sticker(R)」との組み合わせ画面
「感性アプリ」と「Place Sticker®」との組み合わせ画面

 

2.「脈音~MyacNe」
聴いている音楽のテンポや曲調が、自分の脈拍数や体の状態に応じて変わるという体験により、 その音楽を共有する人たちとの間で新たなコミュニケーションが発生したり、日々の生活で新たな気づきを得るといった 価値が生まれる可能性があります。
  (具体例)
  ・自分の脈拍数と同じテンポの音楽でエクササイズする。
  ・自分の脈拍数と連動したBGMを流すことで、周りの人との心理的距離感を近づける。
  ・自律神経の解析データを活用することで、睡眠状態に入るとBGMが停止する。
  など

CEATEC JAPAN2011では、脈拍数に応じて「Happy Birthday to You」のテンポや音色が変わるアプリケーションと、 同アプリケーションの誕生日会での利用をイメージしたビデオの出展を行います。

  脈波センサー(左)と「MyacNe」 「MyacNe」ロゴ
 
脈波センサー(左)と「MyacNe」
「MyacNe」ロゴ

 

 

用語説明

  • ※Place Sticker®
    立命館大学、ローム、ISIDの3者が共同開発した、高精度な屋内測位インフラ。
    室内光発電などにより、その場でエネルギーを収穫(harvest)して駆動させるエネルギーハーベスティング方式による稼働が可能で、 他の位置測位技術で不得意とされている1メートル以内の測位及び電源のない場所での駆動について解決する技術として実用化を目指している。
    (CEATEC JAPAN2011ローム展示ブースでデモンストレーション実施)

 

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