米カイオニクス社が加速度センサ、ジャイロスコープなど5つの新製品を発表
 ~ロームグループのセンサ・ソリューションが更に充実~

発表日:2012-01-12

 

ロームグループの米カイオニクス社(以下、カイオニクス)は、このたびスマートフォンやタブレット端末向けに、業界最小最薄の加速度センサをはじめとする5つの新製品を開発しました。

スマートフォンやタブレットPCをはじめとするモバイル機器はますます多機能化が進み、実装スペースが厳しくなるなか、省スペースかつ低消費電力なセンサ・ソリューションの開発が求められています。また、ゲーム機器などにおいては、より複雑なモーションをセンシングする、高機能で安定性の高いセンサの要求が高まってきました。
今回の5つの製品は、さまざまな顧客ニーズに的確に捉える性能とアルゴリズム、及びアプリケーションソフトウェアを搭載することにより、厳しい技術要求だけでなく、顧客の設計負担の軽減、生産能力の拡大など、幅広い要求に大きく貢献します。

ロームグループでは、今後の成長戦略として4つの事業を掲げており、そのひとつが「センサ関連事業」です。ロームはかねてより、近接センサ、照度センサ、ホールセンサ、温度センサ、タッチセンサ、CIGSイメージセンサ、UVセンサ、脈波センサなど、幅広い分野のセンサを開発してまいりました。ラピスセミコンダクタやカイオニクスがロームグループに加わったことにより、デバイス・メーカーの中ではトップクラスの豊富なセンサラインアップを誇るに至りました。現在は、成長戦略のひとつとして更なる強化を図るべく、グループ会社の技術とノウハウを結集し開発を進めております。

なかでも、MEMSセンサのリーディング・カンパニーであるカイオニクスでは、次々に新製品を投入し、幅広い製品シリーズ展開を図ってきました。
今後はこうした各種センサを、ラピスセミコンダクタのローパワーマイコンとセットにして提供するなど、ロームグループの他の技術と更に融合することで、より付加価値の高い製品やソリューションを提案し、センサ市場における『トータル・ソリューション・プロバイダー』を目指してまいります。


【新製品の紹介】

1.KXTJ2 (2mmx2mmの加速度センサ)
【用途】 スマートフォン、タブレット/ノートPC、デジカメ、ゲーム機ほか小型民生機器
【製品の機能】 傾き検出、モーション検出など
【開発の背景/ニーズ】
スマートフォンなどの普及により、機器のさらなる高機能化とデザイン性が求められるなか、構成部品の高集積化と小型化が強く求められている。また、高性能化によってバッテリーの消費が多くなるため、機器搭載の各デバイスに対しては、更なる低消費電力化が求められている。
【主な特長】
-業界最小サイズ 2mmx2mmx0.9mm(体積5%↓)
-最高14bitの高分解能
-低消費電力(スタンバイ2μA、低分解能10μA、高分解能135μA)
-プログラム可能なスタンバイウェイクアップ機能
-耐衝撃性アップ(弊社現行の従来製品と比べて)

2.KXCJ9 (高性能、低消費電力、低コスト、低ノイズの加速度センサ)
【用途】 スマートフォン、タブレット/ノートPC、デジカメ、ゲーム機ほか小型民生機器
【製品の機能】 高精度な傾き検出、モーション検出など
【開発の背景/ニーズ】
スマートフォンなどの普及により機器のさらなる高機能化とデザイン性が求められるなか、構成部品の高集積化と高機能化が強く求められている。また、高性能/高機能化によってバッテリーの消費が多くなるため、機器搭載の各デバイスに対しては、更なる低消費電力化が求められている。
【主な特長】
-高い温度安定性
-最高14bitの高分解能
-低消費電力(スタンバイ2μA、低分解能10μA、高分解能135μA)
-プログラム可能なスタンバイウェイクアップ機能
-耐衝撃性アップ(弊社現行の従来製品と比べて)

3.KGY23 (4mm x 4mmのジャイロスコープ)
【用途】 スマートフォン、タブレットPC、ゲーム機、リモコン、PNDほか小型民生機器
【製品の機能】 回転モーション検出
【開発の背景/ニーズ】
スマートフォンやゲーム機など、より感覚的なモーションによる機器操作の需要が高まり、またスマートTV用のモーションリモコンなどの新しい需要が出てきている。これら、モーション検出には、従来から使用されている加速度センサに加えて、ジャイロ(センサ、スコープ)を使用することで、操作感の向上が図られている。
【主な特長】
-業界トップクラスの低消費電流3.75mA
-小型パッケージ 4mmx4mmx0.9mm
-(マイコンからのアクセス頻度を少なくする)FIFOバッファ 1024byte

4.KXG02 (3軸加速度センサと3軸ジャイロスコープの複合センサ)
【用途】 スマートフォン、タブレットPC、ゲーム機、リモコン、PNDほか小型民生機器
【製品の機能】 モーション検出など
【開発の背景/ニーズ】
加速度センサ、ジャイロ(センサorスコープ)が普及して、同時に小型の機器で使用されるケースも増えてきた。このようなことから1チップ化および1系統の通信インターフェースに2センサをまとめて使用するニーズが増してきている。
【主な特長】
-業界をリードする4mAの低消費電流
-小型パッケージ 4mmx4mmx0.9mm
-(マイコンからのアクセス頻度を少なくする)FIFOバッファ 1024byte

5.センサフュージョンソフトウェア
【製品の機能・用途】 加速度センサ、角速度センサ(ジャイロ)、地磁気センサのセンサ情報の融合を行うソフトウェアスタック
【開発の背景/ニーズ】
MEMSモーションセンサの多様化、高機能化に伴い、モバイル機器におけるジェスチャ認識、行動解析などのモーション認識技術が普及しつつある。これらモーション認識を実現するには、複数のモーションセンサからの膨大なセンサ情報を高速に処理する必要があり、システム開発者にとって難解な実装作業が必要とされてきている。当センサフュージョンソフトウェアは、Android、iOS、Windows8などの各OSプラットフォームに適用可能なソフトウェアスタック製品であり、システム設計者のモーション認識機能の実装を容易にする。
【主な特長】
-統一されたソフトプラットフォームによるスケーラブルな構造により、単一のプラットフォームで複数 の製品ラインナップの展開が可能
-自動バイアス校正、異常状態補正をサポート
-電源管理による低消費電力駆動
-センサ間の干渉防止機能をサポート
-Android, iOS, Windows8など主要OSに対応
-リアルタイム処理から浮動小数点演算による高精度処理まで幅広い処理レンジをサポートし、 用途に応じてコンフィギュラブル
-カスタムアルゴリズムを追加可能
-組み込みMCU、アプリケーションCPU、x86プラットフォーム、RF内蔵プラットフォームなど、 幅広いプラットフォームに対応したBSPを提供可能
-認定顧客にのみソースコード開示可能

【カイオニクスについて】
米国ニューヨーク州イサカ市に本社を置くカイオニクス社は、日本のローム株式会社の完全子会社です。同社は、当初コーネル大学で行われた研究に基づき、高アスペクト比のシリコン マイクロマシニングの分野を開拓しました。現在では、MEMS 製品の設計、プロセス エンジニアリング、および高品質の製造において、世界的に高い評価を得ています。世界各地の民生機器メーカーのお客様には、カイオニクスの製品、開発ツール、およびアプリケーション サポートを活用して、モーション検知機能を備えたゲーム機器、携帯ハンドセットのユーザー インターフェース機能、パーソナル ナビゲーション、TV のリモコン、携帯製品のハードディスク落下防止などでご採用いただいています。カイオニクスの MEMS 製品はさらに、車載器、産業機器、ヘルスケアの分野でも採用の幅を広げています。同社は、業界内で最も幅の広い MEMS 製品を取り揃えており、3軸の加速度センサとジャイロスコープは、ミックスド シグナル インターフェース IC が集積された回路のアルゴリズムにより、センサからのデータを処理します。カイオニクスは、ISO9001:2000 および TS16949の認証を取得しています。
カイオニクスの詳細については、http://www.kionix.comをご覧ください。

【製品に関する問い合わせ先】

Kionix Japan Co., Ltd.
〒160-0022
東京都新宿区新宿6-7-1 Elpulimento304
E-mail: salesjpn@kionix.com

ローム株式会社

〒615-8585
京都市右京区西院溝崎町21
E-mail: it_marketing@rohm.co.jp

 

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