SiCパワーデバイスの生産能力の強化を図るため
ローム・アポロ筑後工場に新棟を建設

2018年4月10日

ローム株式会社(本社:京都市)は、需要が拡大するSiCパワーデバイスの生産能力強化のため、ローム・アポロ株式会社(本社:福岡県)の筑後工場に新棟を建設することを決定いたしました。
新棟は、地上3階建てで、延べ床面積:約11,000㎡。現在、詳細設計を進めており、2019年に着工し、2020年に竣工する予定です。

ロームは、2010年にSiCパワーデバイス(SiC-SBD、SiC-MOSFET)の量産を開始して以来、世界で初めてフルSiCパワーモジュールやSiCトレンチMOSFETの量産を開始するなど、業界をリードする技術開発を進めています。一方で、製造面においてもロームグループが誇る一貫生産体制を構築し、ウェハの大口径化や最新設備による生産効率向上に取り組んでまいりました。

世界的なエネルギー対策が急務となる中、省エネルギー化のカギを握ると期待されているSiCパワーデバイスの需要拡大に備えるべく、ローム・アポロに新棟を建設し、生産能力の拡大を図ってまいります。

ローム・アポロ新棟

<ローム・アポロ新棟 概要>

構造 地上3階 RC構造
延床面積 約11,000㎡
着工 2019年2月
竣工 2020年12月
※すべて予定

ロームグループでは、今後も市場の状況をとらえ、生産能力の強化を進めるとともに、多拠点生産体制や在庫管理、設備の防災化などを徹底し、お客様への安定供給に努めてまいります。