清華大学とロームが共同で「清華 - ローム技術フォーラム2016」を開催!
IoTとパワーエレクトロニクス分野の日中産学取り組みを情報発信

2016年5月24日

<要旨>

清華 - ローム技術フォーラム2016

中国・清華大学(中国・北京市)とローム株式会社(本社:京都市)は、2016年5月20日に清華大学「清華ローム電子工程館」内において、「清華-ローム国際産学連携フォーラム2016(Tsinghua-ROHM International Forum of Industry-Academia 2016:TRIFIA2016)」を開催いたしました。

7年目を迎える今回のフォーラムでは、大学関係者のみならず、内外の産業界からも多数ご参加いただき、ご来賓の皆様に多くのご祝辞をいただきました。中でもご来賓を代表してご挨拶いただいた、中国を代表する半導体企業である紫光集団の高啓全 全球執行副総裁からは、今後の日中半導体産業の繁栄に対する期待と協力の重要性について力強いお言葉を頂戴しました。

<主催者挨拶(抜粋)>

清華大学 校長補佐 王希勤 教授

「清華大学を代表して、先端技術への取り組みや協力と産学連携の啓発に努めるTRIFIAを継続的に成功させていることをお祝いいたします」

ローム チーフアドバイザ 高須秀視

「中国は半導体産業に巨大な投資を始められており、今後主要な産業に育っていくことが考えられます。また、従来の半導体はMore Mooreで発展してきましたが、これからはMore than Mooreで半導体の世界がさらに大きく広がっていくでしょう」

午前中に行なわれた基調講演では、清華大学 擬似脳コンピューティングセンター教授の施路平様と、 京都大学名誉教授の松波弘之様よりご講演をいただきました。施路平様からは、これまでの集積化による計算容量や速度、 エネルギー効率の進化の次のイノベーションであるBrain-Inspired Computer(擬似脳コンピュータ)について高度な内容と要点をご解説いただきました。
また、SiC(炭化珪素)パワーデバイスの第一人者である松波様からは現代社会で要求される高効率エネルギー変換用SiCパワーデバイスの重要性や、SiCパワーデバイスの最新の研究状況と将来の展望について有益なご講演をいただきました。

ロームでは、本フォーラムが清華大学とロームの間で長期的に進める共同研究のレベルアップと、より一層の連携強化につながるものと期待しており、今後もあらゆる市場に貢献すべく、連携を深めてまいります。

<フォーラムの詳細>

1.開催場所 : 清華ローム電子工程館

2.開催スケジュール
開催日:2016年5月20日(金) 9:30~17:00

(午前の部)

9:30~9:45 開会の辞及びご挨拶 清華大学 校長補佐 王希勤
9:45~10:00 挨拶 ローム株式会社 チーフアドバイザ
清華大学 客員教授 高須 秀視
10:00~10:15 ご祝辞 紫光集団
全球執行副総裁 高 啓全 様
10:15~10:30 ご祝辞 株式会社堀場製作所
専務取締役 足立 正之 様
10:30~11:15 基調講演 "擬似脳コンピューティング" 清華大学 擬似脳コンピューティングセンター
教授 施 路平 様
11:15~12:00 基調講演 "ワイドバンドギャップ
SiCパワーデバイスの開発と応用"
京都大学
名誉教授 松波弘之 様

(午後の部)

「Workshop (Presentation):Power Electronics」(13:00~17:00)

パワーエレクトロニクス、特にSiCパワーデバイスを中心とした作製・回路技術や応用技術についてディスカッションしました。さらに、デバイス・モジュール作製技術からEVや電源への応用に関して幅広い内容でSiCパワーデバイスの現状と期待について活発にディスカッションが行われました。

「Tutorial:Advanced Practical Semiconductor Technologies」(13:00~17:00)

半導体に関わる学生を対象に、半導体デバイス・プロセスの解説にとどまらず、不揮発メモリ(FeRAM)やMEMS(マイクロ電気機械システム)など幅広い技術を紹介しました。また、IoT(Internet of Things)をベースとした、新市場への半導体ビジネスからのアプローチについても紹介しました。

「Poster Session:Advanced & Emerging Technologies」(12:00~17:00)

清華大学とローム株式会社の連携体制の成果や双方のアクティビティについてポスターセッションを実施しました。

<フォーラム実施の背景>

清華大学とロームは、2006年4月に先端技術開発の為の共同研究、技術交流を進めるため、「包括的産学連携契約」を締結し、「フォトニック技術を用いたバイオセンシング機構の開発」を皮切りにLSIや半導体素子、オプティカルデバイスやモジュール、バイオセンシングなど幅広いテーマに渡って共同研究や技術交流を行ってきました。
2010年には、より一層の技術交流のため、「清華-ローム国際産学連携フォーラム(TRIFIA)」を開催。以来、毎年その時々の注目テーマを題材とした技術セッションを実施しております。
また、2011年の清華大学100周年には、相互の産学連携を更に強化するための拠点として、大学構内に「清華-ローム 電子工程館」を寄贈。2012年1月には、電子工程館内にロームとしての研究施設を新設し、清華大学と最先端技術について共同研究を進め、近年では、センサ&ネットワーク技術、パワーエレクトロニクス技術、デジタルテレビ用LSI等、多くの分野で成果を上げるに至っております。

参考:当日の様子(写真)

清華大学校長補佐 王教授のご挨拶

清華大学校長補佐 王教授

ローム高須チーフアドバイザの挨拶

ローム高須チーフアドバイザ

紫光集団 高 全球執行副総裁のご祝辞

紫光集団 高 全球執行副総裁

京都大学 松波名誉教授の基調講演

京都大学 松波名誉教授

清華大学 擬似脳コンピューティングセンター 施 教授の基調講演

清華大学 擬似脳コンピューティングセンター 施 教授

パワーエレクトロクス・ワークショップ会場風景

パワーエレクトロクス・ワークショップ会場風景

チュートリアル講演会場風景

チュートリアル講演会場風景

ポスターセッション会場風景

ポスターセッション会場風景

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