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リスクマネジメント・BCM

リスクマネジメント・BCM体制

タイの生産拠点におけるBCP訓練の様子(止水壁の組み立てと排水ポンプの起動訓練) タイの生産拠点におけるBCP訓練の様子(止水壁の組み立てと排水ポンプの起動訓練)

ロームでは、その発生により業務および業績に支障をきたすおそれのある事象を「リスク」として捉え、その発生を最小限に止めるとともに、災害等が発生した場合においても円滑に事業継続または復旧を行うための対策を講じています。

具体的には、「CSR委員会」の下部組織として「リスク管理・BCM委員会」を設置し、ロームグループで発生する可能性のある重要なリスクの洗い出しや適正なリスクマネジメント体制の構築、災害等の発生を想定したBCP(事業継続計画)の立案、BCM(事業継続マネジメント)体制の構築等に注力しています。

また、作成したBCPの浸透を図り、実効性を検証するため、各生産拠点でBCP訓練を実施しています。

リスクマネジメント・BCM体制図 リスクマネジメント・BCM体制図

防火・防災管理体制と自主防火パトロール

京都駅前ビル防火パトロール 京都駅前ビル防災パトロール

防火対策委員会と専門部会による「一般防火」「クリーンルーム」「危険物」「地震対策」に関するパトロールと会議を運営し、また職場ごとの火元責任者、消火器管理担当者、地震対策担当者などによる自主点検によって防火管理の強化を図り、火災・災害リスクの低減を推進しています。
また、本社防火対策委員による他拠点防火パトロールを年2回、実施しました。

災害への備え、自衛消防隊組織の編成と防火・防災訓練

ローム一斉避難訓練の様子 ローム一斉避難訓練の様子 シフト毎夜間避難訓練の様子 シフト毎夜間避難訓練の様子

災害に備えて自衛消防隊組織を編成し、各社の状況に応じて小型動力ポンプ、化学防護服、防災防火衣、救助資機材などを配備しています。また、災害発生時に迅速かつ適切な活動ができるよう火災や地震を想定した実践的な消火訓練、危険物を取扱うクリーンルームでの訓練、地震発生想定訓練も実施しています。さらに地域防災への協力として各地域の訓練大会や総合避難訓練に積極的に参加しています。2016年11月には総員1,992名にのぼる本社一斉避難訓練を実施し、震災に備えました。

また、水害対策として2014年3月に地下のある主要建物に止水板を設置し、自衛消防隊による(止水板設営といった)水害対策訓練を実施しました。更に夜間休日を想定して、2016年10月にシフト毎夜間避難訓練も実施しました。なお、BCPにおいて周辺火災発生時に自衛消防隊の出動や消防用設備の提供を実施することを定めています。

BCP訓練の実施

タイの生産拠点での訓練の様子 タイの生産拠点での訓練の様子

2016年9月、タイの生産拠点において、洪水発生を想定したBCM対策本部訓練を実施しました。4回目となる今回も、2011年の洪水の経験を生かして作成したアクションプランに基づいて「上流域で洪水が発生した場合」、「工業団地の止水壁が機能せず、2011年と同等の洪水に見舞われた場合」のフェーズごとに実施事項等を確認しました。
また、洪水対策として準備している止水壁の組み立て訓練、排水ポンプの起動訓練、ボートの操縦訓練など、洪水発生時に利用する物品のチェック、必要となるスキルの訓練も実施しました。

ローム京都本社でのBCM対策本部訓練の
様子
ローム京都本社でのBCM対策本部訓練の様子

2016年12月、大規模地震によるローム京都本社の被災を想定したBCM対策本部訓練を実施しました。
5回目となる今回は、シナリオに沿って地震発生から3時間以内の初動対応に前年の倍の時間をかけてじっくり取り組み、会社としてのBCP対応力の底上げを図ることができました。
ロームグループでは、作成したBCPが単なる計画で終わらないよう、また実践的な訓練を通じて課題を見つけて解決するため、今後も継続してBCP訓練を実施していきます。

本社サーバー室に免震装置を導入

サーバー室免震装置設置状況 サーバー室免震装置設置状況

ローム本社では地震リスクを回避する為、基幹システムのミラーサイトを構築・運用して、本社有事には切替稼動させる体制を確保しております。2017年1月にはこれに加えてサーバー室に免震装置を設置完了いたしました。ロームでは今後も、継続してBCP対策に取組んでまいります。

サプライチェーンBCPの推進

ロームグループでは、「社会の持続可能な発展に貢献する」ために、災害や不測の事態に強いBCP(事業継続計画)を構築することが重要な課題と考えています。

お取引先様に対しては「お取引先様による製品代替生産方法」「材料としてなくてはならないクリティカル原材料の調達方法の明確化」「安全在庫の確保」などに関する調査を継続して実施しています。

また、CSR調達セルフアセスメントツール、CSR調達監査などを通してロームグループのサプライチェーンBCPに関する考え方の普及・浸透に今後も努めてまいります。

マレーシア工場で、ロームグループ最大規模の工場棟が完成

新工場棟新工場棟
エントランス エントランス
クリーンルーム クリーンルーム

2016年10月、ロームグループで最大規模の工場棟がマレーシア工場に完成しました。 ダイオードの増産に向けて整備を進め、既存棟と合わせて生産能力を倍増します。

海外における建設工事では、ローカルスペックによる施工で早期に経年劣化が発生し、建物の維持や安全性において課題があったことから、新棟の建設においては3つのコンセプトを掲げ計画を進めました。

①長寿命化対策

経年劣化による建物内部への浸水防止を目的とした、外壁アルミパネル+ブリック壁や屋上防水保護コンクリートによる二重のプロテクト施工を実施。

②省エネ対策

外部(外壁・窓)のダブルスキンによる高断熱工法を採用し、断熱効果が65%UP(既存比)。
また、最新付帯設備の導入により動力エネルギーの効率が15%UP(既存比)。

③BCP対策

2014年に発生した洪水を教訓に、1階の床高さをMSL+5.1mに設定。また、電力供給では二重送電によりバックアップを確保し、長期操業停止を防止する体制を構築。

今後も、生産本部のニーズや利便性を十分に考慮しながら、「止まらない生産工場」の建設に取組んでまいります。