最先端IT・エレクトロニクス総合展 CEATEC JAPAN | NEXT - 夢を力に、未来への挑戦

ロームはCEATEC JAPAN 2015 にブース出展しました。

出展レポート

製品担当エンジニアに聞く!ロームブース出展の模様

写真 - ブースの様子

ロームは、CEATEC JAPAN 2015に『Challenging Tomorrow With Your Imagination』をテーマに出展しました。産業機器分野で省電力化・小型化に貢献するパワーデバイス製品群をはじめ新たにデジタル電源「Powervation」を加えた電源IC、スマートモビリティ実現のための省エネデバイス、これからのCPS/IoTで必要不可欠となる通信・マイコン・センサ技術を中心に、未来を創るさまざまな分野でのイノベーションのタネとなる技術・製品を、皆様方のイマジネーションに向けた発信とともにご提案・展示いたしました。
出展製品は、アナログパワー・パワーデバイス、オートモーティブ、CPS/IoT・マイクロデバイスのカテゴリから合計66点にもおよびました。また、ブース内でのエンジニアによるプレゼンテーションは6つのテーマで、連日多くの来場者に聞いていただきました。そんな熱気あふれるCEATEC JAPAN 2015、ロームブースの4日間の模様をご覧ください。

Lazurite シリーズBasic/Sub-GHz/Pi GatewayCPS/IoT・マイクロデバイス

短期間にアイデアを実現する
IoT/M2Mマイコンボード Lazuriteシリーズ

写真 - Lazurite シリーズ

Lazuriteは、ラピスセミコンダクタのArduino互換マイコンボードシリーズです。Arduinoは、簡単に使えることから広い分野で普及しています。Lazuriteは、ラピスセミコンダクタの超低消費16ビットMCUであるML60Q504を搭載したことで、Arduinoの消費電力を大幅に低減する業界最小の消費電力を実現しており、実用的なプロトタイプを簡単に作ることができます。現在、シリーズにはマイコンボード「Lazurite Basic」、Lazurite Basicにローム製920MHz帯無線通信モジュールBP3596Aをセットした「Lazurite Sub-GHz」、インターネット接続のゲートウェイ「Lazurite Pi Gateway」がラインアップされています。PCと接続するだけでLazurite IDEを利用してすぐに開発を始められ、電波認証取得済無線モジュールとゲートウェイが用意されているので簡単にIoTを構築できます。環境、農業、インフラのモニタリングをはじめ、多様なIoT/M2Mアプリケーションの開発に利用できます。

担当者の一押しポイント

写真 - 担当者

Lazuriteシリーズの大きな特長は、スタート時点で無線機能とゲートウェイが用意されており、インターネットにつながるすべてが揃っていることです。また、Arduinoに比べて待機時消費電力を90%削減していますので、電池駆動でも長時間動作が可能です。今回、Lazurite Sub-GHzの応用例として折り鶴飛行体「ORIZURU」のデモンストレーションを実施しました。多くのお客様にLazuriteの可能性を実感いただけたと思います。また、「ORIZURU」は、CEATEC AWARD 準グランプリと米国メディアパネル・イノベーションアワード Electronic Components分野の部門賞を受賞しました。

Wi-SUN対応 特定小電力無線モジュールCPS/IoT・マイクロデバイス

電波法認証取得済み、どんな機器にもWi-SUNを実装可能
HAN向け新規格に対応

写真 - Wi-SUN対応 特定小電力無線モジュール

BP35A1は、Wi-SUN (Wireless Smart Utility Network) 対応の汎用無線通信モジュールとしては業界初の製品で、スマートメーターはもちろん、様々な機器にWi-SUN通信を実装することができます。日本国内における特定小電力無線の電波法認証を取得済みでアンテナも内蔵しているので、高周波設計や認証作業の必要がなく誰もが簡単にWi-SUNを導入できます。Bルートと呼ばれるスマートメーターとHEMSゲートウェイ間の通信に加え、HAN (Home Area Network) 構築のための、HEMSゲートウェイとホームHVACやアプライアンス(調理器具、冷蔵庫など)など様々なノードとのWi-SUN通信に対応します。HANの進展にともない、量産中のBルート用BP35A1に加えて、HEMSゲートウェイ向けのBP35A1-1、HEMSノード向けのBP35A1-2を開発中です。

担当者の一押しポイント

写真 - 担当者

Wi-SUN AllianceのHAN向け標準規格Wi-SUN HAN ECHONET Profileのリリースが待たれますが、リリースにともないHANの本格的普及が期待できます。現在開発中のHEMSゲートウェイ向けのBP35A1-1は、Bルートの親機/子機機能に加えてHAN親機の機能を追加した「デュアルスタック」で、ローム独自のものです。このBP35A1-1を使うことで、Bルート子機とHAN親機を1つのモジュールで実現できるというメリットがあり、HANの普及に大きく貢献できると思います。

降圧LEDドライバ/マトリックスSWコントローラオートモーティブ

シンプルなスタンドアローンタイプが
自動車のシーケンシャルターンランプ化を促進

写真 - 降圧LEDドライバ/マトリックスSWコントローラ

BD18361EFV-MおよびBD18362EFV-Mは、自動車やオートバイのターンランプ(方向指示器)の点灯をシーケンシャル制御するマトリクススイッチコントローラです。海外で見られる複数のLEDで構成されLEDが順に点灯する方向指示器が、法改正により日本国内でも搭載可能になりました。ロームはこの需要に対応するICをいち早く開発しました。BD18361EFV-MはMCUとの組み合わせで、点灯パターンを自由に設定できるタイプです。BD18362EFV-Mは順次点灯と全点灯のパターンが内蔵されており、スタンドアローンで動作するタイプです。いずれも8灯対応ですが、デイジーチェーン接続によりシーケンスを維持しながら16灯にすることが可能です。システム構成としては、これらのスイッチコントローラの他にLEDドライバが必要で、高速応答が特長の降圧LEDドライバのBD1839EFV-Mを用意しています。

担当者の一押しポイント

写真 - 担当者

この法改正によって、国内向けの自動車やオートバイなどの方向指示器がシーケンシャルタイプになっていくのは目に見えています。現状のソリューションとしては、LEDドライバ、マトリクススイッチ、MCUといった構成が主流で、実装スペースやコストなど、検討の余地は多々あります。特に、普及車への採用はコストが大きな問題になります。そこで、幅広い普及のために、シンプルでMCUが不要なスタンドアローンタイプのBD18362EFV-Mを開発しました。BD18362EFV-Mは点灯パターンを内蔵しているので、設計も簡単になります。

600V SJ-MOSFET/FRD 最新シリーズアナログパワー・パワーデバイスSiC-MOSFET内蔵 AC/DCコンバータ制御IC

SJ-MOSFET/FRDの新シリーズを展開しソリューション提案を強化
世界初SiC-MOSFET内蔵AC/DCコンバータ用ICを開発

(※2015年8月ローム調べ)

写真 - 600V SJ-MOSFET/FRD 最新シリーズ

SJ-MOSFET (Super Junction MOSFET) のENxおよびFNx、FRD (Fast Recovery Diode) のRFNLおよびRFVは、Si 600V耐圧の新シリーズです。ENxおよびKNxシリーズは、第一世代ANxに続く第2世代で、ENxより低ノイズで効率も向上しており、KNxシリーズはより高効率で従来のノイズレベルを維持しています。アプリケーションの主目的を満足しながら高次元の性能バランスが得られます。FRDにRFNLシリーズは、VFが非常に低く、RFVシリーズはtrrが高速なのが特長です。 BM2SCQ121NTは、世界初の1700V/4AのSiC-MOSFETを内蔵した疑似共振方式AC/DCコンバータICです。Si MOSFETと比較して、効率は最大6%改善可能で、高電圧クランプ回路や放熱器が不要になるので部品点数を削減でき大幅な小型化が可能です。

担当者の一押しポイント

写真 - 担当者

ロームでは電源回路用ディスクリートデバイスのトータルサポートに注力しており、多様なソリューションを提案しています。新シリーズもアプリケーションに必要な特性を備えており、例えば超低VFのRFNLシリーズFRDはDCMのPFCに、高速trrのRFVはCCMのPFCに最適です。
SiCは、ディスクリート、モジュールともに検討段階から実用に入ったと言えます。すでに、SiCを利用した様々な電源や電力変換システムが市場で稼働しており、最近では300kW以下という比較的電力の低いアプリケーションでのメリットが注目され、SiCの採用が進んでいます。

ワイヤレス給電送受信用制御ICアナログパワー・パワーデバイス

業界初のWPC Qi規格ミディアムパワー準拠によりタブレットの充電が可能になり、スマホでは倍速ワイヤレス充電を実現

(※2015年4月ローム調べ)

写真 - ワイヤレス給電送受信用制御IC

BD57015GWL(受信)およびBD57020MWV(送信)は、ワイヤレス給電の国際規格WPC Qi規格ミディアムパワーに準拠するワイヤレス給電制御ICです。タブレットPCなど10Wクラスのアプリケーションに対する業界初のチップセットです。受信側のBD57015GWLは、北米で使用されている国際規格PMAにも対応しており、WPC (10W) とPMA (5W) の自動切り替えデュアルモード受電が可能です。5Wから10Wになったことで、タブレットPCなど、より大きな電力を必要とするデバイスに対応でき、スマホでは倍速充電が可能になります。また、規格の要求事項である安全に動作するためのミディアムパワー用新FOD(異物検出機能)を搭載しており、充電効率を高めるローム独自の位置ずれ検知機能も備えています。

担当者の一押しポイント

写真 - 担当者

ロームはWPCの正規メンバーで、WPC Qi規格の策定の段階から協議に参加し、市場のニーズをとらえた製品開発をいち早くおこない、業界で最初にミディアムパワーのチップセットを開発しました。ワイヤレス給電は今後普及が進むと考えており、タブレットPCなど大き目なモバイル機器への給電ができることは重要なポイントになると思います。今後も機種展開を進めていきますので、どうぞご期待ください。

Powervationアナログパワー・パワーデバイス

独自技術の高精度リアルタイム自動補正機能
ローム - Powervationのデジタル電源

写真 - Powervation

先日ロームの子会社となったPowervationは、非常に優れた高精度リアルタイム自動補正機能を持つ、システム向けデジタル電源に関する独自技術をもっています。データセンターサーバーや基地局など基幹系のシステムの電源は、非常に大きな電力と高度な制御を必要とするため、従来のアナログ電源からデジタル制御による電源システムに移行が進んでいます。Powervationのその優れた制御アルゴリズムが高く評価されており、すでに多くの国内実績をもっています。サンプルおよび評価キットの提供はもちろん、簡単に設計が可能な設計用ツールPowerSMARTも用意されています。

担当者の一押しポイント

写真 - 担当者

設計ツールのPowerSMARTは非常に使いやすいツールです。デジタル電源は、制御プログラムを要するためにプログラミングの知識や経験がないと扱いが困難ですが、PowerSMARTは操作が簡単で、プログラミングの知識がなくてもデジタル電源の設計ができ、アナログエンジニアの方でもすぐに着手できます。PC上で動作するGUIベースのツールで、入出力条件などを入力するだけですぐに電源を構成です。また、最終的な仕様が決まり設計が完了すれば、そのプログラムをお借りして工場でプログラミングしたICを納入することができます。

受賞

CEATECアワード 2015 米国メディアパネル・イノベーションアワード

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